研究課題/領域番号 |
19K02278
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 帝京平成大学 |
研究代表者 |
高橋 寛子 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 准教授 (00581919)
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研究分担者 |
児玉 浩子 帝京平成大学, 健康メディカル学部, 特任教授 (00093386)
藤倉 純子 女子栄養大学, 栄養学部, 教授 (20307078)
林原 好美 常葉大学, 健康プロデュース学部, 准教授 (40758603)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 低栄養 / 高齢者 / ICT / 栄養アセスメント / 栄養状態 / 中食 / 配食 / 栄養管理 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、配食サービス及び「中食」の利用頻度の高い高齢者の料理の選び方、食べ方をパターン化した「高齢者中食献立・摂取量タイプ分類」を開発し、栄養状態との関連を明らかにする。そして、パターン別の低栄養予防・改善の栄養管理方法を検討し、高齢者自身の食意識・行動変容を目指す。さらに、配食事業者には、低栄養予防・改善に向けた新たな食種と献立の提案を行い、栄養面で真に充足可能な高齢者向け弁当の基礎資料とする。高齢者のみならず、配食事業者に働きかけることで、地域全体で乖離のない栄養管理を行える食環境を整備することが可能となり「地域包括システム」の一助となると考える。
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研究実績の概要 |
本研究は、配食サービス及び「中食」の利用頻度の高い高齢者の料理の選び方、食べ方をパターン化した「高齢者中食献立・摂取量タイプ分類」を開発し、栄養状態との関連を明らかにする。そして、パターン別の低栄養予防・改善の栄養管理方法を検討し、高齢者自身の食意識・行動変容を目指す。 令和5年度は、高齢者デイサービス利用者および地域高齢者に対して質問紙調査、栄養アセスメント、食事調査、身体計測、生化学検査を実施する予定であった。配食サービスを利用している地域高齢者1名の質問紙調査、栄養アセスメント、食事調査、身体計測、生化学検査を実施した。配食利用者は、基礎代謝量983kcal、BMI20.6、体脂肪量27.9%、体水分量49.5%、血清アルブミン値4.4g/dLであり、栄養状態は良好であった。食事調査については現在解析中である。 デイサービスでの調査は、新型コロナウイルス感染症の影響で長期間調査の実施が叶わなかったが、令和6年1月に調査実施の許可が下り、デイサービス施設担当者と調査に関する打合せを行い、調査実施施設での調査実施に関する事務手続きが進行中である。事務手続き終了後より研究協力者を募り、質問紙調査、栄養アセスメント、食事調査、身体計測、生化学検査を実施する。 また、上記以外のいくつかの地域とデイサービスに研究の実施を打診したが、調査実施は叶わなかった。 既に開発を行ったタブレット用栄養アセスメントツールに関しては、医療・福祉従事者に操作性に関する調査実施の許可を得ることができたため、現在調査実施に関する事務手続きを行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症の影響により長らく調査実施の許可が下りなかったが、令和6年1月に調査実施の許可が下りた。現在、調査実施に向けて打ち合わせを行い、調査実施施設での事務手続きが進行中である。 事務手続きが終わり次第、調査を開始する。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染症の影響により、現在も研究協力者を募ることが非常に難しい状況が続いている。 本研究は、地域高齢者の栄養状態と食事パターンの関連を明らかにすることにより、地域高齢者の低栄養予防に役立てることを目的としているため、地域で生活している高齢者のデータを収集することとする。 また、配食事業者での研究が叶わないため、配食事業者の協力を得るために新たな地域に研究協力を打診し、配食実施状況の調査を実施できるよう市町村にも協力を仰ぐこととする。栄養アセスメントシステムに関しては、医療・福祉関係職種に評価を実施する。
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