研究課題/領域番号 |
19K02299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 岩手県立大学 (2020-2021) 首都大学東京 (2019) |
研究代表者 |
西崎 実穂 岩手県立大学, ソフトウェア情報学部, 准教授 (90610957)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | アフォーダンス / 可視化 / 事故予防 / 発達促進 / デザイン / 生活環境 / インタラクション / データベース / 拡張現実感(AR) / 乳幼児 / 環境 / 拡張現実(AR) |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,家の中で生じる乳幼児の「不慮の事故」を予防し,より良い発達環境の構築を目指すために,現代の生活環境における実態解明と最適な解決手法を検討する。具体的には,J. J. Gibsonの生態学的アプローチを視座に,家に潜在するアフォーダンス(affordance:行為の可能性)を生後12ヶ月間の乳幼児の行為とその周囲の環境の両側面から捉え,拡張現実(AR)を用いて可視化し,実在の生活環境のデータとしてリソース化する。
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研究成果の概要 |
本研究は、動物とその環境を相補的に捉える生態学的観点から家の中における乳幼児の行動とその周囲の情報を収集し、乳幼児期の生活データとしての基盤構築を目的とした。25名の生後約1年間の縦断的観察データを基に、(1)乳幼児とモノとのインタラクション場面からアフォーダンスを抽出し、事故予防と発達促進につながる特徴的場面の可視化およびデータベース化を行った。(2)より安全な住環境のために参照可能となるプラットフォームとして身体・環境両面における基本的データ項目をまとめ、さらに活用例として住宅内の寸法検索Webアプリケーションを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として(1)と(2)について、国内外の学会発表や論文投稿を行った。生態心理学,デザイン,開発等を融合する学際的な成果を出しつつある。 社会的意義としては,(2)のデータベースはベータ版としてまずは研究者向けに閲覧者を限定し、データ活用の機会も設けられた。日英の他に、ポルトガル語の翻訳も行い、より広い層での活用を検討している。 最終的には使用制限を設けず,国内外で広く一般的に活用して頂くことを目指している。また、
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