研究課題/領域番号 |
19K02345
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 畿央大学 |
研究代表者 |
村田 浩子 畿央大学, 健康科学部, 教授 (00269961)
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研究分担者 |
西岡 敦子 大阪国際大学, 人間科学部, 教授 (30208144)
福森 貢 畿央大学, 健康科学部, 教授 (30310642)
中西 恵理 畿央大学, 健康科学部, 助教 (40757952)
小松 智菜美 畿央大学, 健康科学部, 助手 (10890832)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 入浴着 / 乳がん / 乳がん術後女性 / 入浴施設 / 使い切り / 不織布 / バスタイムトップス / QOL向上 / 使い捨て入浴着 / 乳がん術後 / 着心地 / 聞き取り調査 / 温泉施設 / 乳がん術後患者 / 公衆浴場 |
研究開始時の研究の概要 |
乳がん術後患者のQOL向上のため、入浴着に関する認知度、受け入れ度、使用状況、入浴着に求められる性能、デザインについて、自治体、公衆浴場、乳がん術後患者、公衆浴場利用者に対して調査を実施し実態を把握する。 現在市販されている入浴着について物性面での計測を行うとともに市販されている入浴着の乳がん術後患者による着用評価を行い、物性値との関係、入浴着に求められる性能、構成上、デザイン上の課題等の要求項目を抽出する。これらの要求項目を分析し、試作、試着実験を繰り返し入浴着を完成させる。 そして自治体、入浴施設での入浴着の管理等運用システムの検討を行う。
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研究成果の概要 |
乳がん術後女性のQOLの向上のための入浴着に関する研究に取り組んだ。乳がん術後女性および温浴施設管理者に入浴着に関するアンケートを実施した。その結果より、両社ともに入浴着の認知度が低いことが明らかになった。その結果を基に、双方にとって適切・快適な入浴着となるデザインを追求しディスポーザルタイプの商品の開発に取り組み商品化を実現した。2022年度のグッドデザイン賞に選ばれ、現在では、入浴着は5色展開し、温浴施設、銭湯、旅館、通販サイトなどでも取り扱われている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、乳がん術後女性のQOL向上のために、乳がん患者と入浴施設対象に入浴着に関する調査を行い、抽出された問題点より、入浴着の必要性が明らかになった。 乳がん患者入浴施設双方にとって有益な入浴着を完成させたことは患者の生活の質(QOL)の向上に寄与し乳がん患者の社会参加を支援することになる。また、乳がん患者だけでなく、手術や病気により特定の衣服を必要とする他の患者群に対する理解と支援を促進する一助となると考えられる。
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