研究課題/領域番号 |
19K02374
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
神戸 果優 (奥津果優) 鹿児島大学, 農学部, 特任助教 (60578433)
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研究分担者 |
安宅 弘司 神戸薬科大学, 薬学部, 特任助教 (30563358)
神戸 悠輝 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 講師 (60549913)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 神麹 / Aspergillus oryzae / Rhizopus oryzae / Aspergillus sp. / Rhizopus sp. / パイカ行動 / 食欲 |
研究開始時の研究の概要 |
神麹は,微生物発酵を経て作られる薬の麹であり,現在日本において医療用漢方製剤に含まれている漢方用薬である.しかしながら神麹は薬効の作用機序が不明であるため,作用の根幹を担う薬効成分の同定が求められている.本研究では,培養細胞とマウスの機能解析を用いて神麹の薬効並びに薬効成分を同定する.また神麹の製法を改良することで,薬効成分の含量が高く,品質が安定した国産神麹を開発する.
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研究成果の概要 |
薬用の麹である神麹は,日本の医療用漢方製剤に配合されているにも関わらず,入手先によって品質が大きく異なることが問題視されている.そこで,神麹の品質安定化のためには薬効成分を指標とした品質管理が必要であると考え,神麹の特徴である微生物発酵と植物添加に着目した神麹の薬効成分の同定を試みた.その結果,微生物発酵を経ることにより,神麹の消化酵素活性が著しく上昇すると共に香気成分も大きく変化することが明らかとなった.さらに植物を添加することで生理活性を有するセスキテルペン類やフラボノイド類が増加することが分かった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神麹は医薬品として利用されているにも関わらず,現在のところ品質管理の指標となる成分等がなく,偽品鑑別ができない深刻な状況である.本研究では微生物発酵並びに植物添加によって神麹中で生成・増加する成分を明らかにしたが,これらは微生物発酵や植物添加といった神麹の特徴的な工程を経ている証明となる成分である.よって本研究成果により得られた知見は,今後神麹の品質管理にすぐにでも応用することができ,神麹の品質安定化の一助となると考えられる.
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