研究課題/領域番号 |
19K02380
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 追手門学院大学 (2020-2022) 立教大学 (2019) |
研究代表者 |
葛西 リサ 追手門学院大学, 地域創造学部, 准教授 (60452504)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 母子世帯 / シングルマザーシェアハウス / 子どもの貧困 / 空き家 / 集住 / 居住支援 / リノベーション / 居住貧困 / シェア居住 / シングルマザー / ケア / コンセプト型シェアハウス / シェアハウス / 修住 / 離婚 / 子ども / ひとり親 / 階層性 / 住宅政策 / 新たな住宅セーフティネット制度 / コミュニティ / シングルマザー向けシェアハウス |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ひとり親を取り巻くあらゆる貧困(経済、時間、関係、居住等)が、育児、就労、住宅ほか、生活に欠かせない支援策が縦割りに整備され、相互にミスマッチを起こしているが故に生じるという問題意識のもと、その打開策として、集住により必要な生活インフラ(育児等のケア、就労、コミュニティ等)を合理的に享受できる仕組み「問題解決型集住」システムの開発を目的とする。注目すべきは、民間の住宅市場において、中高所得のひとり親のみならず、低所得層にも対応しうる仕組みを構築することである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的はひとり親を取り巻くあらゆる貧困が、育児、就労、住宅ほか生活に欠かせない支援策が縦割りに整備され、相互にミスマッチを起こしているが故に生じるという問題意識のもと、その打開策として、集住による生活インフラ(育児等のケア、就労、コミュニティ等)を合理的に享受できる「問題解決型集住」システム開発に向けた諸条件を明らかにすることである。この達成に向け、第1に、シェアハウスを求める母子世帯のニーズを可視化、第2に母子シェアハウスの家賃相場と利用者ニーズを整理、第3に民間の不動産市場において、低所得階層を受容するシェアハウスの運営の実現性を事例調査から把握した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究が居住や経済貧困のみならず、時間や関係の貧困をも解消しうる可能性を秘めている点である。長時間労働で家計を支えるひとり親の時間の貧困やひとり親の孤立、いわゆる関係の貧困の解消は急務の課題であるが、未だ効果的な策は提示されていない。問題解決型集住は1)コミュニティの醸成による孤立抑止、2)生活の合理化による余剰時間の創出といった利点を内包しており、多様な貧困解消の一助になると確信する。
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