• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

藍植物から生成させた紫色色素(インジルビン)の還元による染色

研究課題

研究課題/領域番号 19K02384
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関武庫川女子大学

研究代表者

牛田 智  武庫川女子大学, 生活環境学部, 教授 (40176657)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
キーワードインジルビン / インジゴ / 藍 / 還元 / 染色 / 藍植物 / 建て染め / 還元糖 / インド藍 / 天然染料
研究開始時の研究の概要

藍の生葉による染色では、藍の染料である青色色素のインジゴの異性体である赤紫色のインジルビンを多く生成させることで、藍植物から紫色を染色することができる。インジルビンは、水に不溶のため、還元して水溶性にした後、繊維内で酸化によって元の色素に戻すことで染色できるが、その詳細な条件についてはわかっていない。そこで、藍植物や試薬から生成させたインジルビンを還元して染色する方法について、還元条件の検討や、安定性の検討を詳細に行い、インジルビンの効果的な染色条件を明らかにするとともに、実用的染色を実現する。

研究成果の概要

藍植物からは無色のインジカンから青色色素のインジゴが生成するが、条件によっては紫色色素のインジルビンが生成する。藍は、青を染める天然染料として有益であるが、最も身近なこの染料植物によって赤みの染色を行うことができることは、藍植物の可能性を広げるものとして意義深い。このインジルビンによる染色は、生の葉を用い、繊維内で生成させるという方法で行うことが通例であるが、一旦生成し沈殿させた後に、還元によって(建て染めの手法で)染色することを試みた。その結果、インジルビンを還元して染色できる様々な条件が明らかになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

藍植物(タデアイ、リュウキュウアイ、インドアイなど)は、いずれも無色の物質であるインジカンが含まれており、葉の組織が破壊されることで分解と酸化が起こり、青色色素であるインジゴが生成するが、条件によってはインジゴの異性体であるインジルビンが生成する。藍染めにおいては、他の天然染料では染まらない青を染めることが重要であるが、代表的な染料植物である藍植物から、高貴な色とされる紫色を染色する様々な条件を確立することができれば、藍植物の利用価値が高まる。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 2019

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] インドアイの「生葉」からの色素の生成と染色2020

    • 著者名/発表者名
      牛田 智、桐山あかり、佐々木芳乃
    • 学会等名
      日本繊維製品消費科学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 藍植物の生葉からの青色染色および紫色色素(インジルビン)による染色2019

    • 著者名/発表者名
      牛田 智
    • 学会等名
      天然染料顔料会議
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi