研究課題/領域番号 |
19K02387
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 神戸親和女子大学 (2022) 京都先端科学大学 (2020-2021) 仁愛女子短期大学 (2019) |
研究代表者 |
金井 猛徳 (金井猛徳) 神戸親和女子大学, 教育学部, 教授 (60721321)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 教育支援システム / eポートフォリオ / MR技術 / 事後学習 / 調理実習 / スマートデバイス / 反復練習 / 調理実習ノート / e-ポートフォリオ / MR(複合現実) / ウェアラブルデバイス |
研究開始時の研究の概要 |
栄養士・管理栄養士養成課程における調理実習の事後学習は、資料や記憶をもとに調理実習ノートの作成や反復練習を行うことが一般的である。しかし、実習工程が複雑であるにも関わらず、事後学習では記憶を中心に振り返りが行われている。そこで、本研究では、調理実習後の事後学習の「調理実習ノート」と「調理技術の反復練習」に着目し、ICTとアクティブラーニングを活用した教育支援システムの開発を行うことを目的とする。開発するシステムを実習後の事後学習に取り入れることで、これまでの記憶に基づいた学習から記録に基づいた深い学習の教育に繋がる研究である。
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研究成果の概要 |
本研究は、調理実習において事後学習の調理実習ノートと調理技術の反復練習に着目し、ICTとアクティブラーニング(AL)を活用した教育支援システムの開発を目的とする。 これまで、我々は実習を記録するシステム(教員によるデモや調理実習中の様子を録画し、実習後に確認可能なシステム)を開発した。しかし、記録映像は膨大な情報量のため、映像を単純に視聴するだけでは、流れ作業で終わってしまうことが懸念される。また、教員が各調理台の膨大な記録映像を全て確認し、個別指導の材料にするのは現実的でない。そのため、本研究では上記の目的を達成するため、記録映像を用いた効果的な学習を支援するシステムを開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、調理実習後の事後学習に教育支援システムを導入することで、これまでの課題とされていた記憶を基に行われていることに対して、効果的な学習につなげることが可能である。特に本研究で開発した反復練習支援システムは、調理技術の反復練習を行いながら、空間上に表示された記録映像や資料を確認できる新しい試みであり、栄養士、管理栄養士養成教育への貢献に繋がると考える。また、本研究で開発したeポートフォリオ型の調理実習ノートを事後学習に導入することによって、これまで実施されてきた調理実習の事後学習にアクティブラーニングを取り入れることが可能となり、より効果的な教育に繋がることに期待が持てる。
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