研究課題/領域番号 |
19K02393
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
高柳 充利 信州大学, 学術研究院教育学系, 准教授 (60575877)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | エマソン / ソロー / 超越主義者 / 教師教育 / 超越主義 / 協働 / 書物回覧所 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究課題では、19世紀米国の超越主義者たちを、教師の研究交流集団という観点から再考することを通し、個々の教育実践-思想家としての超越主義研究に加え、喚起(provocation)という相互触発としての教育関係の研究への端緒を得ると共に、近年の教師教育研究において議論が活発化している、教師間の協働・学び合いといった課題への示唆を得ることを目的とする。 その際、エマソンやソローといった代表的超越主義者が教育実践-思想をめぐりどのような知的交流を展開したのかについて、当時の米国において知的交流の拠点となっていた書物回覧所(circulating library)での教育実践を検討の手がかりとする。
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研究成果の概要 |
本研究「教師集団としての超越主義者:19世紀米国知識人にみる協働の教師教育の思想」は、19世紀米国の超越主義者たちを、教師の研究交流集団という観点から再考することを通し、これまで個別の教育思想家/実践家に焦点を当て取り上げられることの多かった超越主義の教育思想研究への新たなアプローチの端緒を見出すと共に、近年の教師教育の議論において検討が必要とされている、教師間の協働・学び合いといった課題への示唆を得ることを試みた。その際、エマソン、ソロー、ホイットマン、オルコットといった代表的超越主義者が教育実践-思想をめぐりどのような知的交流を展開したのかを手がかりに、協働の教師教育の思想に着目した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、超越主義者たちが一種の教師集団を形成していたという仮説を用いて、それぞれの教育思想の生成と相互作用について考察を加えた。そのことにより、従来、個別の超越主義者の教育思想研究、あるいは集団としての超越主義思想研究という枠組みでもって論じられてきた領域に、教師集団としての超越主義者たちならではの教師教育の実践-哲学を抽出するための足がかりを形成することへとつながった。そのようにして抽出された教師教育の実践-哲学への示唆は、今日の我が国における教師教育の議論を特徴づけている課題である、協働・学び合いといった事柄への検討の観点を含意するものとなった。
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