研究課題/領域番号 |
19K02400
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 下関市立大学 (2020-2022) 琉球大学 (2019) |
研究代表者 |
韓 昌完 下関市立大学, 経済学研究科, 教授 (90599622)
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研究分担者 |
小原 愛子 下関市立大学, リカレント教育センター, 准教授 (00783218)
上月 正博 東北大学, 医学系研究科, 名誉教授 (70234698)
權 偕珍 琉球大学, 教育学部, 准教授 (90806217)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 教育成果 / QOL / 尺度開発 / 信頼性の検証 / 構成概念妥当性 / 信頼性検証 / QOL尺度 / 教育心理学 / Quality of Life / 教育成果評価 / QOL尺度開発 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、学校において用いることのできる教育成果の評価指標として、児童生徒の学校生活を評価するための新たなQOL尺度を開発し、信頼性および構成概念妥当性を検証することを目的とする。 項目収集の観点として、既存のQOL尺度や学校教育における教育目標などから学齢期の児童生徒の学校生活の評価を行うことのできる項目を収集・研究チームにより検討し、QOL尺度を作成する。また、小中学校に在籍する児童生徒のQOLの評価データを収集し、尺度の信頼性および構成概念妥当性の検証を行い、4~5の自治体において尺度の標準化を行う。
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研究実績の概要 |
昨年度は、3県の自治体で4校を対象とした尺度の評価データ収集を完了し、統計解析による尺度の有用性検証のみとなっていた。しかし、今年度は新型コロナウイルスの根強い感染拡大と、ポストコロナに向けた大学の方針決定などへ、研究代表者のエフォートが割かれ、結果的に分析作業の遅れと、学会発表並びに論文投稿のスケジュールが後ろ倒しとなった。 尺度の有用性検証においては、昨年度収集した合計1286件のデータの内、欠損値などを除外した分析可能な1083件のデータを統計解析し、尺度の高い信頼性および構成概念妥当性が検証された。分析の結果、特に高い信頼性および妥当性が確認されたのは、収集されたデータの内小学校低学年(1~2年生)のデータを除く、821件のデータセットで分析を行ったものであった。尺度の信頼性は、Cronbach's α分析によって、尺度全体で、α=0.903となり、各領域の信頼性は、α=0.676~0.810の値となった。構成概念妥当性の分析には、構造方程式モデリングを使用し、良好な適合度が得られた(GFI=0.955, CFI=0.956, RMSEA=0.046)。小学校低学年を対象としたデータでは、特に身体面の評価において、ばらつきが大きく、尺度項目の説明などの改修が必要である可能性が示唆された。残りの課題として、本研究結果を基に学会発表を行うとともに、学術誌への投稿を進める予定である。査読を含めた他の研究者とのディスカッションを通して、研究成果の普及と洗練に努める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染拡大とポストコロナに向けた大学の方針決定などに研究代表者のエフォートが多く割かれ、学会発表や学術誌への論文投稿に至らなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究成果を国際学会において発表し、多分野の研究者とディスカッションすることで、分析結果の解釈や考察をより洗練したものにしていく。また、学術誌への投稿を行い、研究成果の普及に努める。
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