研究課題/領域番号 |
19K02414
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 産業技術短期大学 |
研究代表者 |
姉崎 正治 産業技術短期大学, その他部局等, 教授 (00772211)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | リカレント教育 / 産業技術短期大学 / 現場力育成 / 社会人学生 / 企業派遣学生 / リカレント工業教育 / 向上のメカニズム |
研究開始時の研究の概要 |
文科省は2018年を「リカレント教育元年」と提唱した。一方産業技術短期大学(本短大)は、1962年創学以来半世紀にわたり「リカレント工業教育」を実践してきた。その間、社会や科学技術の変化を見越して、「リカレント工業教育」の内実を変化させ、未来像を描く場合のノーハウを蓄積してきた。「リカレント工業教育」の目標は、受講者の『質的向上』と就職先の『現場力の強化』にある。この両者の連動を『向上のメカニズム』と定義し、研究者4名は、本短大の過去の経験から効果的なメカニズムを描き出して、今後のソサイアティ5.0や第4次産業革命時代に即応できる「リカレント工業教育」の在り方と実現のシステムを研究する。
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研究実績の概要 |
本研究の中核的課題は、(A)産業界を俯瞰できるリカレント教育における学術の在り方、(B)産業技術短期大学特有のリカレント教育による向上のメカニズムの解明である。 初年度の研究により、明治以降の鉄鋼業の現場力育成の歴史的経緯、戦後の鉄鋼業発展における産業技術短期大学派遣企業生の果たした役割について、研究評価し、産業技術短期大学誌、大阪大学「産業と技術」誌への投稿、日本金属学会166回講演大会での発表等を通じ、成果を公表した・ 2年度目に当たる令和2年度では、現在の鉄鋼業が置かれている環境変化、とりわけ鉄鋼生産現場における環境変化を踏まえ、産業技術短期大学卒業生である現場技術員及び鉄鋼企業退職者(いずれも産業技術短期大学同窓会会員)に対してアンケート調査と論文作成依頼を行い、現在の現場技術員の抱える課題、解決の方策、そこでの産業技術短期大学で獲得した能力との関係等を明らかにして、今日における産業技術短期大学でのリカレント教育の効果を明らかにするべく準備を行ってきた。 ところが研究代表者である姉崎が、胸部の持病悪化により、主治医から絶対安静を命じられ、研究遂行が困難になったため、令和3年2月10日に補助事業廃止承認申請書を学術振興会理事長あてに提出せざるを得ない状況に至り、やむなく本研究を廃止するに至った。
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