研究課題/領域番号 |
19K02423
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
足立 祐子 新潟大学, 教育・学生支援機構, 准教授 (00313552)
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研究分担者 |
松岡 洋子 岩手大学, 教育推進機構, 教授 (60344628)
富谷 玲子 神奈川大学, 外国語学部, 准教授 (40386818)
宇佐美 洋 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40293245)
今村 和宏 一橋大学, 大学院経済学研究科, 非常勤講師 (80242361)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 教師教育 / 日本語教師の資質・能力 / リフレクション / 授業対応力 / 教師教育プログラム / 教師の授業対応力 / 教師教育者 / 教師の資質・能力 / 教師研修設計 / 教師教育研究 / インストラクショナル・デザイン / 省察的実践家 / 技術的熟達者 |
研究開始時の研究の概要 |
日本語教師教育では、技術的熟達者志向の教師トレーニングから省察による教師の成長重視の教師養成や研修が主流である。だが、臨機応変に適切な方法を選択・創造できる「適応的熟達化」の育成は省察ができる教師育成と同様、重要な視点である。本研究は、技術的熟達者と省察的実践家という教師像を相互補完的に捉え、教師教育者の実践を分析し、その専門性と養成モデルについて明らかにする。研究方法は、リアリスティック・アプローチの手法による日本語教師研修の分析である。本研究成果は日本語の教師教育者の専門性や養成モデル等の枠組み整備に貢献でき、急増する移民的背景を持つ日本語学習者に対応できる教師育成の充実につながる。
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研究成果の概要 |
2019年は日本語教師教育の先行研究をまとめた。さらに文化審議会国語分科会「日本語教育人材の養成・研修のあり方について」の教師に求められる「知識」「技能」「態度」を検討した。2020年は、想定外の事態における教師の対応を研究した。省察及び”Second Language Teacher Education” (Burns & Richards,2009)を参考にそのモデル案を作成した。最終年度は、教師教育に関する研究メンバーの課題とそれに関する議論を行った。並行して”Educating Second Language Teachers”(Donald Freeman,2016)の検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
言語教師教育は他の科目の教師教育より複雑であるため教師教育研究が多くない。複雑さの理由は、言語という教科のもとになる学問分野が多岐に分かれているためである。日本語教育では、言語学、日本語学、文学、心理学、異文化教育学など、教師教育には多くの分野の知識が求められる。さらに知識だけではなく、学習者に学習目標に到達できるように指導する技術も求められる。この点に着目し本研究は教師の身体表現や内省について焦点をあてて進めた。本研究は「教えることを教える」困難さについて一定の研究成果を出すことができたと考える。
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