研究課題/領域番号 |
19K02427
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
今村 光章 岐阜大学, 教育学部, 教授 (10300120)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 環境教育 / 教育学 / 環境倫理 / 絵本 / 教育人間学 / 教育哲学 / 環境絵本 / 消費倫理 / 公害教育 / 自然体験教育 / 自然保育 / 自然保護 / ESD |
研究開始時の研究の概要 |
環境問題を解決する教育である環境教育(Environmental Education)の理論およびその思想史を教育学・教育哲学の立場から検討することで、環境教育がより有意義で実効的な教育になるような理論形成を行う。日本における環境教育の理論を詳細に検討するとともに、海外の環境教育理論の研究を踏まえて、総合的体系的な環境教育の基礎理論を構築する。こうした環境教育が充実することで、持続可能な社会を構築することに寄与する学校教育システムの構築を目指す。
|
研究成果の概要 |
環境教育の基礎理論についての教育学的研究を遂行することができた。黎明期の環境教育の成立史を正確に後付けし、環境教育という用語法の歴史をたどり直した。また、理念的環境教育と既存型環境教育という枠組みを設定し、理念型環境教育の教育学的な意味での限界について検討することができた。既存型環境教育では、絵本のなかにも環境教育があることを示した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理念型環境教育が重要視されるなかで、既存型環境教育があることを指摘したことが学術的意義として最も大きい。意図的計画的な環境教育ではなく、無意図的で無計画的なものであっても、我々の生活のなかに、持続可能な社会を構築する教えと学びがあることを指摘したことが社会的意義である。
|