研究課題/領域番号 |
19K02431
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
森田 佐知子 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (30743091)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 北欧 / ICT / 協働構築 / キャリアガイダンス / キャリア開発 / 専門人材の能力開発 / 人工知能(AI) / キャリア支援 / ノルウェー / 統合的デジタルキャリア支援 / エストニア / eGuidance / AI / デンマーク / 職業情報収集・活用能力 / キャリア支援における倫理的課題 / 社会正義のキャリア支援論 / チャットキャリアカウンセリング / co-careering / バルト三国 / ソーシャルメディア / キャリア支援者育成 / ICT / Co-careering Approach |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,協働構築型(Co-careering)アプローチが北欧及びバルト三国のキャリアガイダンス・プラクティショナー養成カリキュラムに与えるインパクトと,プラクティショナーに求める能力要件を明らかにすることで,日本のガイダンス実施者育成への示唆を得ることを目的とする。 協働構築型アプローチはキャリアガイダンスを一つのコミュニティと捉え,プラクティショナーはコミュニティにおける専門知識の共有と共通課題の解決に挑む。ICTの発展とそれに伴うガイダンスの変容をどのように専門性開発のカリキュラムに反映させるのかを明らかにしつつ,ICT社会におけるプラクティショナーの専門性開発の在り方を提案する。
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研究成果の概要 |
本研究は、協働構築型(Co-careering)アプローチが北欧及びバルト三国のキャリアガイダンス・プラクティショナーの養成カリキュラムに与えるインパクトとプラクティショナーに求める具体的な能力要件を明らかにすることで、日本のキャリアガイダンス実施者育成への示唆を得ることを目的とした。研究の結果、デンマークやノルウェーでは国家レベルでeGuidanceのシステムとフレームワークモデルの開発が進んでいること、協働構築型アプローチに関する実践的な研究と教育の機会が求められていること、人工知能や仮想空間の発展に関連してプラクティショナーに今後求められる能力要件が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
COVID-19の影響もあり、近年日本においてもICTを活用したキャリアガイダンスが急速に普及した。このような状況下において、ICT先進国で開発された協働構築型アプローチやデンマークのチャットを活用したeGuidanceにおける4Cモデル、そしてノルウェーの統合的デジタルキャリア支援のフレームワーク等はアフターコロナの日本における実践でも大いに参考になると考える。さらに人工知能(AI)を活用したキャリアガイダンスと採用選考に関する研究成果は専門家の実践における指針構築に役立つ。またテキストを開発し出版したことで、研究成果をプラクティショナーやクライアントなど広く社会に還元・貢献できたと考える。
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