研究課題/領域番号 |
19K02432
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藤岡 健太郎 九州大学, 大学文書館, 教授 (00423575)
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研究分担者 |
永島 広紀 九州大学, 韓国研究センター, 教授 (50315181)
三島 美佐子 九州大学, 総合研究博物館, 教授 (30346770)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 帝国大学農学部 / 満洲 / 調査研究 / 人材送出 / 政策関与 / 帝国大学 / 農学部 |
研究開始時の研究の概要 |
帝国大学農学部は「満洲」とどのように関わっていたのか。このことを①満洲における調査研究活動、②満洲への帝国大学からの人材送出状況、③帝国大学農学部教官の満洲での政策関与、の観点から検討する。これらの検討を通じて、帝国大学農学部にとって満洲はどのような意味を持っていたのか、また満洲にとって帝国大学農学部がどのような存在であったのかを解明する。
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研究成果の概要 |
帝国大学農学部と「滿洲」の関係について、調査研究・人材送出・政策関与の観点から検討を行った。調査研究に関しては、特に北海道帝国大学と京都帝国大学が滿洲での調査研究活動を盛んに行っていることが明らかとなった。人材送出に関しては、各種人名録の悉皆調査や、各帝国大学一覧掲載の卒業生名簿と満洲国政府職員録の突き合わせにより、各大学農学部卒業生の満州における履歴を明らかにした。政策関与に関しては、新型コロナウィルス感染症の影響で若干の事実を明らかにするにとどまった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
明治末から昭和初めの時期の日本人にとって、「満洲」はフロンティアであり、日本の「生命線」とまで呼ばれたが、特に農林資源の供給地として重要視されていた。そうした農林資源の供給地としての満洲に関しては、これまで、特に経済的な面からの研究は数多く行われてきているが、学術的な面からの研究は少なかった。本研究では、その時代の帝国大学農学部の教官や卒業生が満洲にどのように関わっていたかを明らかにすることで、学術的な面から日本にとっての満洲がどのようなものであったのかを明らかにしたものである。
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