研究課題/領域番号 |
19K02445
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
|
研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
吉村 敏之 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (80261642)
|
研究分担者 |
本田 伊克 宮城教育大学, 大学院教育学研究科高度教職実践専攻, 教授 (50610565)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 授業研究 / 教育臨床研究 / 教科内容研究 / 学問・芸術をふまえた授業 / 学習の基盤となる芸術教育 / 学問・芸術を追求する教師集団 / 群馬県島小学校 / 山梨県巨摩中学校 / 教材研究 / 教育臨床学 / 教授学 / 科学と芸術の基礎 / 巨摩中学校 / 宮城教育大学 / 教育内容研究 / 合唱「表現」 / 極地方式研究会 / 教材解釈 / 歌唱表現 / カリキュラム・マネジメント / 真正の学び / 島小学校 / 教師集団 / 教材研究の深化 / 民間教育研究運動 / 斎藤喜博 / 遠山啓 / 学習指導力 / 深い学び |
研究開始時の研究の概要 |
これからの学校教育に求められる「主体的・対話的で深い学び」の実現にむけて、日本の授業研究の財産をふまえ、教師の学習指導力向上を促す研究集団のあり方と組織の道筋を示す研究である。子どもの学力を高めた、島小学校(群馬県)と巨摩中学校(山梨県)の事例を検討し、学習の事実をとらえる目と教材の追求を深める力が教師に培われるよう、質の高い授業研究を推進できる教師集団の具体像を示す。本研究の成果は、教職の専門性の高度化に寄与し、教師の指導力の向上につながることが期待できる。
|
研究成果の概要 |
これからの学校教育で求められる「主体的・対話的で深い学び」の実現にむけて、教師が学習指導力を高める研究集団のあり方について、日本でのすぐれた事例を検討し、指針を得た。子どもの事実に基づき、学問・芸術の追求をふまえた教材研究に基づく授業の創出により、一人ひとりの「人間」育成がなされた事実を示した。群馬県島小学校における「未来につながる学力」の形成、山梨県巨摩中学校における「科学と芸術の基礎」の追求が、子どもに人生を豊かに生きる力を培った。すぐれた授業の創出の基は、子どもの事実に基づき、学問と芸術をふまえた、教師集団による教材研究にあった。両校の研究は、宮城教育大学の「教育臨床研究」に生かされる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの人生を豊かなものにする「主体的・対話的で深い学び」を創るため、日本の教師がこれまでに蓄積した事実を検討し、実践にむけた具体的な指針を得た。群馬県島小学校における、子どもの可能性を引き出す「未来につながる学力」形成を目指す「授業の創造」、山梨県巨摩中学校における「科学と芸術の基礎」を培う「教科内容研究」の事例に注目した。学習指導力を高める教師集団のあり方をさぐり、「深い学び」を生み出す実践の要点を解明した。教師自身が学問・芸術の追求によって教材研究を深めること、目の前の子どもの事実をふまえて授業を展開すること、合唱などの芸術教育による「人間」形成がすべての教科学習の根幹となることである。
|