研究課題/領域番号 |
19K02475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
榊原 禎宏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90215616)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 中等教育 / 共同学校 / ドイツ / 自律的学習 / 社会的な学校 / スタンダード / 自律 / 教育スタンダード / 異質性 / 教員の役割 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、2012/13年に設置され数を増している(2017/18 年現在304校)南ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州の中等学校Gemeinschaftsschule(「社会的な学校」「共同学校」GMS)を対象に、a.生徒の「学力」の獲得、c.生徒の自律的学習の促進のいずれをも視野に入れた、異質性を踏まえた新しい学校の挑戦がどのようなものかを明らかにすることが目的である。具体的には、①GMSの理念と関係者間の議論、成果と葛藤、②校長と教職員による実践と理解、③「学力」達成と自律学習の状況、④保護者ほか社会的受け止めに即して、 GMSの経緯を整理、評価、課題を抽出することを研究作業にする。
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研究実績の概要 |
コロナ禍で現地調査が中断されていたが、ようやく現地の学校に伺うことができた。そこで、中等学校としての学校経営、とくに教育課程と授業のありようについて観察する機会を得た。あわせて、学校長へのインタビュー、とりわけ授業研究の具体について知ることができた。従来の教授学とは明らかに異なる授業像が描かれており、「学びを学ぶ」生徒の育成を支援する授業とその研究方法が課題とされていることを聴取した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
いわゆるコロナ開けとなり、ドイツへの渡航が可能となって、現地調査を一度行うことができたものの、コロナ禍の数年間の間に校長ほか職員が交替するなど、研究フィールドの環境が大きく変化したため。
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今後の研究の推進方策 |
今一度、現地を訪問し、共同学校の理念と制度そして実態という、三者の整合関係を明らかにしたいと考えている。とくに、共同学校のステークホルダーの一つである議会での議論に注目し、その様相を捉えることを課題にする。
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