研究課題/領域番号 |
19K02486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 京都医療科学大学 |
研究代表者 |
松尾 悟 京都医療科学大学, 医療科学部, 教授 (80750843)
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研究分担者 |
霜村 康平 京都医療科学大学, 医療科学部, 講師 (10638274)
森 正人 京都医療科学大学, 医療科学部, 教授 (50378767)
水田 正芳 京都医療科学大学, 医療科学部, 教授 (60829076)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 診療放射線技師 / 臨床実習 / 医療接遇 / マンガ / 学生 / 携帯端末 / 診療放射線技師学生 / 患者接遇 / OSCE / 教育 / 漫画 |
研究開始時の研究の概要 |
臨床現場で発生する患者とのトラブルには、コミュニケーションの行き違いによるものが多く、臨床実習施設にすれば、学生の参加型臨床実習は受け入れ難い。 参加型臨床実習に向けて、近年、幾つかの放射線技師養成校ではOSCEを導入している。しかし、現時点のOSCEは、単純Ⅹ線検査に限られた一部の医療接遇を実習指導し評価を行っているのが現状であり、様々な状況が起こりえる臨床現場での患者対応は難しい。 今回、医師から出された検査依頼票に記載された情報から、検査を通して放射線技師が行う基本的な医療接遇を漫画にすることで、様々な状況下における医療接遇を、臨床実習前に学ぶことができる教育システムを作成する。
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研究成果の概要 |
現在、放射線技師学生の臨床実習は短期間の見学型実習である。就職後、即戦力として働く人材を養成するには参加型実習にする必要がある。病院での検査中のトラブルは、患者さんとのコミュニケーションエラーが最も多い。短期間での参加型実習を可能にするには実習前に患者接遇を身に付けさせる必要がある。 今回、携帯端末上で患者接遇を学ぶアプリケーションを作成した。検査の予約画面から必要項目を選択することで、検査の開始から終了まで、患者さんとの間で行う患者接遇をマンガを見て学ぶことが出来る。このアプリケーションは、Android及びIphoneの携帯端末に誰もが無料でダウンロードして使用することが出来る。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
病院内での患者さんとのトラブルの多くがコミニュケーションエラーである。そのため、短期間で参加型実習を行う為には、学生は実習前に患者接遇を身に付ける必要がある。 本研究では、学生が、携帯端末を利用して何時でも何処でも患者接遇を学ぶことが出来るアプリケーションを開発した。 携帯端末上で検査のオーダを作成し、実行ボタンを押すことで、放射線検査に来た患者さんに対して検査開始から終了するまでの間に放射線技師が行う患者接遇を動画で見ることが出来る。学生が病院実習までに患者接遇を身に付けて置けば、短期間でも参加型実習が可能になる。参加型実習の実現で臨床現場から望まれている即戦力の放射線技師の育成に繋がる。
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