研究課題/領域番号 |
19K02487
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 森ノ宮医療大学 |
研究代表者 |
阿部 秀高 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (80617572)
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研究分担者 |
橋本 弘子 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (30465661)
中根 征也 森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 教授 (70742419)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | インクルーシブ教育 / カリキュラムマネジメント / 教師教育 / 発達障害 / 教員研修 / 医教連携 / カリキュラム・マネジメント / 特別支援教育 |
研究開始時の研究の概要 |
小学校の特別支援学級在籍の軽度発達障害の子どもたちのより確かな成長を促すカリキュラムづくりを行うために、医療専門職と学校、教員集団が協働し、医療専門職が持つ知識・技能を研修を通して伝え、教員研修に活かすことにより、教員の資質・能力の向上を目指す。それによって授業や行事などに医療の知見を持った教員が様々な教育的ニーズをもった子どもたちに対応するカリキュラム開発を行う。そうして生まれたインクルーシブ教育実践カリキュラムを検証し、通常学級にも在籍している全ての軽度発達障害の子どもたち、さらには、全ての子どもたちへのよりよい指導・支援につながる「チーム学校」としてのカリキュラムの創造を目指す。
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研究成果の概要 |
医教連携による発達障害児の教育的ニーズをより詳しく見極め,学びを深める実践やカリキュラム構築に取り組んだ.本研究を通して特別支援学級に在籍する発達障害の子どもたちの学びをより確かにする医療・教育両面からの評価を行い,学習,活動の成果や評価などをICTを活用し,可視化・蓄積することによって,インクルーシブ教育のカリキュラムが構想された。カリキュラムの運用においては,発達障害の子どもたちが真の自立の実現にむけて,学校だけでなく,あらゆる生活場面でより自分らしさを発揮して豊かな日常生活を送るために切れ目のない教育・支援によって,身につけた力の自覚化・定着化を図る教育システムの必要性が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における作業療法の視点による評価表や,理学療法の視点による体幹トレーニングや感覚統合訓練などを教育方法に取り入れた。この結果、子どもたちひとりひとりを大切にして,新しい学習指導要領が求める未来社会を生き抜く資質・能力を育てていくためには,これまで学校教育に蓄積された知見と医療をはじめとする様々な領域の知見を取り入れることの重要性が確認できた。そのために学校教育が積極的に他の分野からの知見を受け入れる体制を確立し,教師が他の分野の知見を学ぶ機会を増やし,教師が視野を広げ,学んだことを自らの教育実践に活かしていこうとする意欲や熱意をこれからの教師に醸成していく必要性が示唆された。
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