研究課題/領域番号 |
19K02516
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東洋英和女学院大学 |
研究代表者 |
尾崎 博美 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 准教授 (10528590)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 創造性 / 協働性 / 関係性 / ケアリング / 概念分析 / 教えるー学ぶ / 地域貢献・社会貢献 / 学校外教育リソース / 国際比較 / 教育リソース / 「教える―学ぶ」営み / 「知」の様式の再構築 / 地域貢献 / 「教える-学ぶ」営み / 社会的協働学習 / 家庭-地域-学校の連携 / 多重知能 / 体験と知識の包括 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、学校と学校外の教育リソースとの連携に基づく、社会的協働学習の実践モデルを構築することで、以下の3点に特徴を持つ。 (1)学校-家庭-地域の連携に基づく「社会的協働学習」実践が持つ教育的意義・効果についての(1)理論分析と実践調査、(2)国際比較を包含した体系的研究である。 (2)「学校外教育リソース」「教育エージェント」という新たな概念に基づき、学校知と生活知(実践知)、体験と思考とを包含した社会教育、学校教育、家庭教育を論じることを可能にする。 (3)学校と「学校外教育リソース」との連携がもつ効果・意義・課題を明らかにしたうえで、よりよい連環を形成するための具体的なモデルを提供する。
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研究成果の概要 |
本科研では、「創造性」をキーワードとして、国内・国外における「学校外教育リソース」を中心とした学校-家庭-地域の連携による教育活動の比較分析を行った。当該の分析を通して、学校外の教育リソースを活用することによる、「社会的協働学習」の実践モデルを構築するための基礎的分析を実施した。具体的には、「学校知」と「生活知(実践知)」の分離(体験と思考の分離)の問題に対する、統合可能性の検討、その理論にも基づく実践の在り方を提示した。また、当該の実践における教育側(教師等)が果たす役割についても検討を行い、「社会的協働学習」の実施における留意点を提示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、学校-家庭-地域の連携に基づく「社会的協働学習」実践が持つ教育的意義・効果について、理論分析と実践調査、及び国際比較を包含した体系的研究の継続的な試みである。 学校教育の役割が拡大するなかで、「チーム学校」に代表される学校内外での連携体制が模索される現状にあって、本研究はその理論的基盤と実践例を踏まえた事例研究の双方を提供する意義をもちうる。また、本研究は「創造性」キーワードとすることで、当該の社会的協働学習がもつ、新たな「知」の形式が持つ、能動的な市民形成への可能性を提示しうる。
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