研究課題/領域番号 |
19K02558
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
加藤 善子 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 教授 (90434969)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 近代日本 / 中等教育利用 / 阪神間 / 実業層 / 私立中学校 / 実業層の学校利用 / 京阪神地域 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、近代日本における学校を介した社会移動の研究で、東京ではない都市である神戸を対象にしている。これまでの研究では、地方小規模都市から東京への移動について研究が進んできたが、都市から東京への移動は少なく、都市内部での学校利用については明らかではない。そこで、神戸の特徴である、酒造産業と私立中学校の関連を明らかにしながら、近代都市における中等教育利用を明らかにしたいと考えた。 都市における学校利用については、『文部省年報』や『神戸市統計書』などから全体像を知ることが可能である。神戸第一中学校や私立灘中学校の史資料や、灘中学校の設立にかかわった白鶴酒造や山邑酒造の史料を分析していく。
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研究実績の概要 |
『兵庫県統計書』を用いて、京阪神の人口変動、小学校卒業者数、中学校入学者数に加え、実業学校・女学校等の生徒数の時系列データ作成を、アルバイトを雇用して行った。研究実績はない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍での制限はある程度緩和されてきたものの、病気のため、2022年1月から一年間、研究を含め、業務一般を休むことになった。そのため、アルバイトを雇用したデータ作成作業のみ行った。
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今後の研究の推進方策 |
1.研究期間を延長した。 2.研究分担者を新たに3人加えた。灘中学校の資料調査および評価、設立関係者の人脈調査(冨岡)、阪神間の私立中学校の設立過程調査(堤)、実業教育を視野に入れた、灘中学校の語学カリキュラム調査(下)である。 3.定期的に研究会を持ち、阪神間における実業層による中学校設立戦略を重層的に明らかにする予定である。 4.残った予算は、1/3は引き続きデータ入力の人件費に使用し、2/3は分担者へ配分、旅費と調査費に充てる。
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