研究課題/領域番号 |
19K02559
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 都留文科大学 |
研究代表者 |
青山 郁子 都留文科大学, 文学部, 教授 (60586808)
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研究分担者 |
遠藤 寛子 宮城学院女子大学, 学芸学部, 講師 (30364425)
藤川 大祐 千葉大学, 教育学部, 教授 (50288429)
飯田 順子 筑波大学, 人間系, 准教授 (90383463)
杉本 希映 目白大学, 人間学部, 准教授 (90508045)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | いじめ予防 / LGBTQ / 教師教育 / 予防教育 / ダイバーシティ / いじめ / いじめ介入 / 性的マイノリティー / 性的多様性 / チーム学校 / LGBT |
研究開始時の研究の概要 |
まず教師・養護教員・スクールカウンセラー(SC)がLGBTQへの知識をどの程度持っているか,どのような研修機会が必要か等,研修の実態・職種別ニーズ・困難感を明らかにする。更にLGBTQへの態度,性役割意識,多様性の寛容度,性的志向を起因とするいじめにどの程度対処する自信があるか,属性差を調査した上で「LGBTQいじめ予防プログラム」を開発する。最後に,プログラム実践の結果,教職員の効力感向上につながったかどうか効果検証を行い,研修効果の高い群を特定する。
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研究実績の概要 |
LGBTQいじめ予防プログラム開発のために、基礎調査で行った研究成果を日本発達心理学会第34回大会にて発表した。研究結果では、実際のいじめ介入の行動は自らのLGBTQに対する知識や態度だけでなく、行動への効力感、職場環境で共有されている規範意識が関係することが明らかになったため、それらの知見に基づいて、効力感向上を実感できるプログラムの作成を検討した。過去の教員研修用のプログラムの内容やマイノリティ支援実践の論文を精査し、LGBTQいじめ予防プログラムに必要な要素を抽出し、実際のプログラムの構成案を共同研究者に共有した。また、研修の実施案(実施日程、実施対象、コントロール群の設定など)を検討した。教育現場で多忙な教員の方が学びやすいようにプログラムの一部は自主学習用の研修動画とすることにし、LGBTQ当事者のインタビュー、LGBTQ基礎知識を学ぶ動画の作成準備(動画スクリプト作成、出演依頼、動画作成依頼など)を行った(実際の撮影はR5年度に実施)。そして、過去の先行研究を参考にプログラムの効果検証のためのアセスメント案を検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
学内業務の過多のため
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今後の研究の推進方策 |
R5年度は完成したプログラムの実施を行い、事前、事後、フォローアップの3時点での効果検証を行う。またプログラムを受けないコントロール群の設定もし同様に3回のアセスメントを行う。 R6年度はデータを分析し、学術学会で成果発表を行い、論文投稿の準備をする。
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