研究課題/領域番号 |
19K02562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09020:教育社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
青木 利夫 広島大学, 人間社会科学研究科(総), 教授 (40304365)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | メキシコ / 子ども / 貧困 / 福祉 / 児童労働 / 路上生活 / 民間団体 / NGO |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、19世紀末から20世紀前半のメキシコ・シティに住む貧困家庭の子ども、孤児や養育放棄された子どもに焦点をあて、これらの子どもたちがどのような生活を送っていたのか、貧困のなかで苦しい生活を強いられている子どもやその家族に対してどのような支援がなされていたのかを、メキシコの関係機関の歴史文書館などに保管されている一次史料をもとに検討し、国家の福祉政策に潜む問題点を探るとともに、貧困のなかで暮らす子どもとその家族の生きるための戦略を明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究は、19世紀末から20世紀前半のメキシコ市に住む貧困家庭の子ども、孤児や養育放棄された子どもに焦点をあて、これらの子どもたちがどのような生活を送っていたのか、貧困のなかで苦しい生活を強いられている子どもやその家族に対してどのような支援がなされていたのかを、メキシコの関係機関の歴史文書館などに保管されている一次史料などをもとに検討する。そして、国家の福祉政策に潜む問題点を探るとともに、貧困のなかで暮らす子どもとその家族の生きるための戦略を明らかにする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、メキシコにおける貧困家庭の子どもなど恵まれない子どもたちの保護や養育、また管理統制に関わる国家の意図や制度を考察した上で、そうした意図や制度のもと、貧困のなかに生きる子どもやその家族がどのように生きてきたのか、その歴史を明らかにするところに学術的意義がある。また、そうした子どもや家族の生活実態とそれに対する支援を検討することは、福祉政策のもつ意義や問題点を検討するとともに、貧困、虐待、児童労働など子どもをめぐる今日的課題を考えるための視座を事例研究を通じて提供する。
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