研究課題/領域番号 |
19K02592
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
西浦 和樹 宮城学院女子大学, 教育学部, 教授 (40331863)
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研究分担者 |
池田 和浩 尚絅学院大学, 総合人間科学系, 准教授 (40560587)
柴田 卓 郡山女子大学短期大学部, その他部局等, 准教授 (60762218)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 災害支援 / 心のケア / タッチケア / ストレス軽減 / 保育者 / 防災教育 / 創造的思考 / 脳波 / 記憶 / 創造性 / 感情 / ストレスマネジメント / 睡眠 / 食事 / 運動 / 持続可能な社会 / 幼稚園教諭 / 保育士 / 危機管理 / 被災地研修 / アウトドア教育 / 持続可能性 / 就学前教育 / 子どもの権利 / 令和元年東日本台風 / カウンセリング / スウェーデン / タクティールケア / オキシトシン / 災害ストレス / 支援者支援 / レジリエンス / 初期介入 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の具体的な目標:(1)被災地での継続的な調査に基づいて、災害現場での子どもと保育者支援につながる発達アセスメント・ツールを開発し、実用性向上に向けた検証を繰り返す。(2)防災教育における「心理的介入」「災害ストレス」「レジリエンス」の理解のための防災教育プログラムを開発し、創造的思考の特性への学びが深まったことを確認するメタ認知テストを作成し、理解力の測定と評価を行う。これによって、災害現場での発達検査ツールの実用性向上と防災教育効果を同時に図る画期的な防災教育システムを提案する。
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研究成果の概要 |
本研究は、災害臨床現場における心のケアと支援者支援に必要な課題を継続的に現地視察と調査を繰り返す参加型アクションリサーチやデザイン思考の手法により明らかにすることであった。2019年度は、令和元年東日本台風に関する災害調査と心のケア支援を行い、カウンセリングとタッチケアによる心理的回復効果の解明を試みた。2020年度はオンラインで国際シンポジウム「子ども中心の持続可能な発展のための就学前教育」を開催し、「子どもの権利」について討議を行った。2021年度は、保育者向けの防災教育プログラムを開発し、命の大切さを学ぶ研修になっていることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、災害直後の臨床現場における心のケアと支援者支援に必要な課題を継続的に現地視察と調査を繰り返すことで、保育者養成に応用可能な「命の大切さ」を学ぶことのできる防災教育プログラムを開発した点で社会的意義は大きい。また、保育者が普段から愛着形成のために用いるタッチケアの脳内メカニズムを解明した点で学術的な意義は深い。
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