研究課題/領域番号 |
19K02596
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
芦澤 清音 帝京大学, 教育学部, 教授 (20459382)
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研究分担者 |
浜谷 直人 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員教授 (40218532)
五十嵐 元子 帝京短期大学, 帝京短期大学, 准教授 (30468897)
林 恵 帝京短期大学, 帝京短期大学, 教授 (60759380)
三山 岳 愛知県立大学, 教育福祉学部, 准教授 (80582858)
山本 理絵 愛知県立大学, 教育福祉学部, 教授 (60249282)
飯野 雄大 東京都立大学, 人文科学研究科, 客員研究員 (00737033)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | インクルーシブ保育 / 意見表明権 / 子どもの人権 / 多様性 / 障害 / 多文化共生 / 多文化 / 子どもの権利 / 共生 / 包括モデル / 障がい / コロナ禍 / 実践モデル / 保育形態 / 理論構築 / 障がい児 / 外国にルーツのある子ども / 異年齢保育 / 包括理論 |
研究開始時の研究の概要 |
子どもの多様化が加速している保育現場の現状を鑑み、本研究は、新たなインクルーシブ保育の理論化を進め、実践モデルの構築を目指す。 障害児など発達に困難を抱える子どもの視点から研究されてきたインクルーシブ保育理論を、外国にルーツのある子どもの保育のあり方を追究する多文化共生保育の視点を加えることで、批判的に検証し、多様性と共生をキーワードとする包括的なインクルーシブ保育理論の構築に取り組む。また、多様な実践の検討を通して包括理論における実践モデルを提案し、理論と実践の往還を図る。
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研究成果の概要 |
多様な保育実践の分析を通して、子どもの人権の尊重、中でも意見表明権を重視することが、多文化や障害など多様な背景を持つ子どもが共生し育ち合うインクルーシブな保育環境をつくる上での基礎となることを明らかにし、保育がインクルーシブになるためのプロセスと5つの具体的な原則を提起した。研究成果は7名の共著「すべての子どもの権利を実現するインクルーシブ保育へ:多文化共生・ 障がい・家庭支援・医療的ケア」として出版した。子どもの人権を土台にしたインクルーシブ保育の価値を明らかにし、従来の障害児を中心としたインクルーシブ保育の理論を発展させ、保育実践のための具体的原理原則を提示して実践モデルを構築した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義として、1つ目は、インクルーシブ保育の理論を子どもの人権の視点から再構築したことである。子ども権利の実現をめざすこと、特に意見表明権を重視する視点から保育を構築することで、急速に多様化する保育現場の子どもが育ちあう保育が可能であることを明らかにした。2つ目は、保育がインクルーシブになる具体的な原理原則を明確にしたことで、現場の保育者が実践を行う上で、具体的な環境構成、保育方法が明確になり、保育現場への導入が容易になったことである。 多様化する社会において、共生社会を目指す乳幼児期からの子どもの育ちを支える理論と具体的方法論が明確になったことは社会的に意義があると考える。
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