研究課題/領域番号 |
19K02598
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
|
研究機関 | 鎌倉女子大学 |
研究代表者 |
小林 保子 鎌倉女子大学, 児童学部, 教授 (30435234)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
|
キーワード | 障害児 / 家族支援 / 家族QOL / 家族個別支援計画 / ペアレントプログラム / 家族QOLアセスメント / 家族支援計画 / 肢体不自由児 / 個別家族支援計画 / 肢体不自由児・医療的ケア児ペアレントプログラム / 実践研究 / 家族支援ワークショッププレ調査 / 相談支援 |
研究開始時の研究の概要 |
補助事業期間に、欧米における家族支援センタ―の実践方法と国内における家族支援の実態を明らかにし、家族QOLアセスメントを基にした、PDCAサイクルで支援を継続していくことが可能となる個別家族支援計画のシートの作成及びそれを用いた支援の実践研究を通してより有用なシートの開発までを行う。同時に、家族がよりQOLが高い生活を送ることができるよう、家族力を高めるための親の学びを支援するペアレントプログラムの在り方の方向性を探るまでを3か年で実施する。
|
研究成果の概要 |
本研究では、障害がある子どもと家族のための家族QOLアセスメントを基にした個別家族支援計画を開発し、相談支援事業等での実践研究を通して、地域における家族支援の一手法を見出した。これにより福祉職等が定期的に家族のニーズやQOLの実態をアセスメントにより把握しつつ、必要な情報やサービスを提供することが可能となる。 また、家族支援プログラムの一つとして、肢体不自由児の保護者の「子どもの育ちと家族生活を支える力」の向上支援のための早期療育期を対象としたペアレントプログラムの素案の作成に至った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、我が国においては、障害児の支援は、従来の当該障害児への支援から家族に視点をあてた「家族支援」を基本とする施策へと展開が図られてきた。しかし、その一方で、本研究の成果のような家族のニーズを把握し、包括的に家族を支援するための汎用性のある仕組みはまだ見られない。本研究の成果は、障害児とその家族のQOLの向上に寄与すると共に、家族を支援する福祉等の専門家にとっても有益なツールや実践方法となり得るものであり、社会的意義は大きいと考える。
|