研究課題/領域番号 |
19K02632
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
落合 利佳 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (80435304)
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研究分担者 |
郷間 英世 姫路大学, 看護学部, 教授 (40234968)
五位塚 和也 大阪大谷大学, 教育学部, 准教授 (80783109)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 高機能自閉スペクトラム症 / 受動型 / 幼児 / 社会性・行動発達評価尺度 / 発達障害 / 就学前児童 / 社会性尺度 / 高機能 自閉スペクトラム症 / 積極奇異型 / 孤立型 / 高機能 / 人物画描画 |
研究開始時の研究の概要 |
多動・衝動性など集団場面で目立つ児童ではなく、困り感や援助 表出が苦手であるなど受動タイプの自閉スペクトラム症、不注意優勢型の注意 欠如多動症の特性を有する集団場面で気づかれにくい知的な遅れのない発達障害児の①保育所・幼稚園での児童の実態および支援の現状を把握し、これら障害特性に特化した②集団でみられるチェックリスト作成と③「描くときの態度」を含む評価項目の作成・検証を行う人物画描画課題の特徴を明らかにする。④開発中の「幼児版社会性・行動発達評価尺度」の臨床応用の可能性の検討を行う。
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研究成果の概要 |
集団場面で気づかれにくい知的な遅れのない発達障害児の実態を把握し、その特徴を明らかにすることを目的に以下の内容を行った。公立保育所での「気になる子」の実態調査を行い、保育者の児童自身の困り感と、支援の必要性、および支援の難しさの現状と課題について明らかにした。また、就学前の高機能自閉スペクトラム症児を3つのタイプに分け、保育者及び保護者の意識および子どもの実態について、「幼児版自己抑制・自己主張尺度」、チェックリスト、人物画検査から特徴について明らかにした。さらに開発中の「幼児版社会性・行動発達評価尺度」の臨床応用の可能性について検証を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
知的に遅れのない学習面や行動面で困難があると推定された小学生(8.8%)に対し、約7割は支援の必要がないと判断され、通級での支援は約1割であるという教育現場の現状がある(平成24年、文部科学省)。本研究は増加傾向にあるこれらの児童のうち、特に集団場面で気づかれにくく支援が受けにくい発達障害児に対し、就学前の集団場面での特徴、支援の現状と課題を明らかにし、また、既存および開発中の社会性尺度等が、就学前及び小学校教育現場で活用されることで、目立ちにくいタイプの発達障害児の困り感への理解および、支援の必要性への認識が深まり、早期発見、早期支援へとつながることが期待できる。
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