研究課題/領域番号 |
19K02654
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
|
研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
山下 泰枝 (岡田泰枝) 愛知淑徳大学, 福祉貢献学部, 准教授 (90710541)
|
研究分担者 |
白石 淑江 愛知淑徳大学, 愛知淑徳大学, 客員研究員 (10154361)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 保育の質 / 教育的ドキュメンテーション / スウェーデンの就学前学校 / スウェーデンの学校査察制度 / 保育施設の自己評価 / systematic quality work / スウェーデン / ストックホルム市 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は以下の内容に取り組む。 スウェーデンの保育の質の捉え方を文献資料から、保育の質の確保・向上についての考え方を学校査察制度とその内容の調査から其々明らかにする。聞き取り調査や質問紙調査により、査察の制度、内容がどのように保育に還元されているのかを探る。 保育者がどのように保育のプロセスを振り返りフォローし発展させ質の確保・向上につなげているのか、そこに教育的ドキュメンテーションという手法がどう影響しているのか、その実態を質問紙調査等で明らかにする。 これらの結果をふまえ、日本の保育実践にて取り組み可能な教育的ドキュメンテーションの手法を活用しながら、保育の省察を行う方法を模索する。
|
研究成果の概要 |
本研究の目的はスウェーデンの就学前教育の質の向上のための取り組みを明らかにすることである。文献研究から就学前教育の質の考え方等を理解した。また、教育的ドキュメンテーションが就学前学校における子どもたちの学びにおいてどのように作用するのかということを明らかにした。さらに、訪瑞して行った聞き取り調査から質に関するサポートプロジェクトや自治体が行う自己評価や保護者アンケートの活用について理解した。 質に関して取り組むべき目標を定め、国、地方自治体、就学前学校が各々目標実現に向け、今どの位置におり今後どの方向へさらに改善や発展をしていくべきであるのかを明確にしながら組織的に取り組むことが明らかになった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の意義は就学前学校の質の向上のために国の関係部署や地方自治体がどのように関わり、就学前学校では校長やスタッフがどのように自らが行っている保育を振り返り質の向上につなげているのか、その際教育的ドキュメンテーションという手法がどのような作用をするのかということを明らかにできたことである。質に関して取り組むべき目標を明確にし、国、地方自治体、就学前学校とそれぞれのレベルでの目標の実現に向けて、今どの位置にいてどの方向に向けてさらに改善や発展をしていくべきであるのかを明らかにしながら組織的に取り組む形は、わが国の就学前教育の質の確保向上に関して参考にできるところが多いと考える。
|