研究課題/領域番号 |
19K02669
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
前田 輪音 北海道教育大学, 大学院教育学研究科, 准教授 (30326540)
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研究分担者 |
山本 政俊 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (40828109)
池田 考司 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (50824637)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 公民科公共 / 北海道 / 地域の課題 / 主権者教育 / 民主主義 / 新科目「公共」 / 副読本 / 高等学校 / 現代社会 / 総合的な探究の時間 / 「公共」 / 「現代社会」 / 「総合的な学習の時間」 / 北海道の地域的課題 |
研究開始時の研究の概要 |
主に北海道における「現代社会」「総合的な学習の時間」「主権者教育」の授業実践の蓄積を、聞き取り・見学・実践報告等から整理・分析し、全国的に先進的な実践からも学びながら、全国的課題につながる北海道の地域的課題の事例を整理し、「公共」用の副読本を作成する。
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研究実績の概要 |
1)本課題のゴールである「公共」副読本作成に向けて、その内容の対象とする北海道の各種社会課題について、文献の収集・検討、および関係各所に対し、必要な聞き取り調査・資料収集を行った。平和の問題(長沼ナイキ基地訴訟、矢臼別の演習問題等)、農業関係(主に有機農業、北海道有機農業の組合、有機野菜を専門に販売する店舗等)、人権関係(ジェンダーに関する支援活動を行っているNPO法人、ヤングケアラーをケアするNPO法人等)、人権問題に取り組み弁護士、法教育に携わる札幌弁護士会のジュニア・ロースクール、平和の問題に長年取り組んできているツアー会社や、ここ数年にわたり主に北海道を対象にダークツーリズムやインフラをテーマにしたツアーを企画している旅行会社等の活動等について、ツアーに実際に参加してその在り方にふれたり、担当者に聞き取りをしたり資料をいただいたりした(主に前田ー研究代表者)。 2)様々な研究会等に参加し、主権者教育関係の実践の報告にふれた(前田-研究代表者 、山本-研究分担者)。 3)国際的な平和の問題の最新の動向にふれるため、ロシア・ウクライナ戦争を取材しているジャーナリストを招いて報告をいただき、その機会を地域社会の市民に対しても開いた(前田ー研究代表者、池田賢太ー研究協力者)。 主に研究代表者である前田が、これらの情報・資料収集をもとに、副読本の内容について、研究協力者の池田賢太の一部協力も得ながら検討を重ね、章立てや各章の構成等について、出版を予定している業者と打ち合わせを重ねた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調査・資料収集は進めているが、成果物としての副読本の構成・編集作業を行う過程で検討事項が多く、現在なお執筆・編集中であるため。
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今後の研究の推進方策 |
執筆・編集作業をすすめ、副読本として出版して社会に出し、北海道内の高等学校の校数分購入し、各校に発送し授業に役立てていただく。 学会等や報告会において、本書のねらいや「公共」にとっての有意義性、北海道の社会課題の捉え方等について報告を行う。それらを通して、「公共」の授業実践での北海道の社会課題を「探究」する一助となることを、広く知らしめる。
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