研究課題/領域番号 |
19K02672
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
佐藤 博志 筑波大学, 人間系, 教授 (80323228)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 校長 / リーダーシップ / 学校マネジメント / グローバル化 / 国際バカロレア / 教育の国際化 / 日本 / オーストラリア / IB認定校 / 国際比較研究 / IBコーディネーター / 校長のリーダーシップ / グローバル化と学校 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、グローバル化された学校におけるマネジメントのあり方を、日本とオーストラリアの比較分析を通して解明することである。この目的を達成するために、各年度において事例研究を行い、校長のリーダーシップ等に関する共通点を抽出する。そして、「グローバル学校マネジメント」のモデルの開発を試みる。本研究では、公立学校と私立学校の双方を対象として、各事例校を精緻に調査し、研究を遂行する予定である。
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研究成果の概要 |
本研究は、グローバル化された学校におけるマネジメントのあり方を、日本とオーストラリアの比較分析を通して解明することを目的とした。本研究では、教育の国際化を進めている学校を対象に、IB認定校を対象に含めて調査・分析を行った。その結果を集約すると次のようなことが言える。第一に、グローバル化された学校の校長は、子どもたちの国際的なマインドの育成を希求していた。第二に、校長は、教職員との信頼関係を重視し、各教員に対する分散リーダーシップを発揮していた。第三に、校長は授業改善のためのリーダーシップを推進していた。第四に、IB認定校では、IBコーディネーターの役割が非常に大きかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グローバル化された学校のマネジメントにどのような特徴があるかは、これまでの教育学、教育経営学等であまり論究されてこなかった。本研究は、このようなオリジナリティのある主題に取り組み、一定の知見を提示したため、学術的な意義があると考えられる。今後、学校のグローバル化は進んで行くと思われる。それは、児童生徒の属性の観点のみならず、教育内容の観点や、教員や校長の資質能力の観点から推測される。このような状況において、本研究は、校長のマネジメントの在り方を提示した。このような知見は、将来の校長研修や校長の専門的力量の在り方を考える際に示唆的であり、社会的な意義を有すると指摘できる。
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