研究課題/領域番号 |
19K02680
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 |
研究代表者 |
關 浩和 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (00432584)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 教育学 / 教科教育学 / 社会系教科教育 / 危機管理 / マネジメント / インストラクショナルデザイン / 協働的問題解決 / 社会科授業デザイン / 社会系教育 |
研究開始時の研究の概要 |
これからの時代には,平和で民主的な国家及び社会の形成者として求められる力や,安全な生活や社会づくりに必要な資質・能力を育んでいくことが必要である。その際,ICTの積極的活用や多様なデジタル・コンテンツを活用していくリテラシーはもちろんのこと,情報や情報手段を主体的に選択し活用していく情報活用能力は必須のライフスキルである。また,物事を多角的・多面的に吟味し見定めていく批判的思考力,統計的な分析に基づき判断する力などの育成に社会系教科が担う役割は大きい。地域の社会関係資本(=地域にある人・モノ・ことすべて貴重な資源)や校種間の連携など,ホリスティックな学びや総合化の視点で取り組んでいきたい。
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研究成果の概要 |
本研究は,危機対応マネジメント育成のための社会系教科授業のインストラクショナルデザイン開発を目的とするものである。危機対応マネジメントは,災害大国である日本にいる限り,重要な視点である。 我々は,国や自治体の対策の公助に依存しきるのではなく,あるいはそれらを最大限に活かすためにも,自助と互助,共助の意識と行動が大切であり,子どもの危険予測・回避能力の伸長につなげる危機対応マネジメントの育成が求められている。本研究は,社会情勢や突発的な災害や事故,犯罪などの状況に対応できる子どもの育成を目指した社会系教科授業デザイン開発によって,社会系教科教育のさらなる基盤形成となるものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
社会系教科授業の取り組みや授業実践を収集し,分析することで,危機対応マネジメント育成を図る社会系教科授業の役割と機能を究明し,協働的問題解決に関わる理論構築の理論的背景を社会的構成主義に求め,フレークワークを提示し,危機対応マネジメント育成を図る社会系教科授業の新しい形態を社会系教科教育体系に組み込むための授業構造を解明した。危機対応マネジメント育成を視点にして,学習者の認識内容の質的変容と主体的関与を保障するために,学習者の理論形成のための方法として,Webの手法を援用した知識構築型ウェッビング法を開発したことは,今後の社会系教科教育研究を発展させる基盤を形成することができた。
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