研究課題/領域番号 |
19K02685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
菊地 章 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 特命教授 (20127822)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 情報教育 / 未来指向 / 情報機器変遷 / 教科架橋 / カリキュラム / プログラミング / 小学校 / 中学校 / 高等学校 / 問題解決 / プログラミング的思考 / 計測・制御 / ネットワーク / 学校教育 / 学習過程 / 体系化 / 情報機器 / 変遷 / 教材 / 小・中・高一貫 / 情報教育カリキュラム |
研究開始時の研究の概要 |
現在の日本における情報教育は教科として小学校から高等学校まで連続しておらず,小学校でのプログラミング的思考の教育,中学校でのネットワーク上の双方向性のあるコンテンツのプログラミングと計測・制御のプログラミング,高等学校の情報Ⅰと情報Ⅱにおけるプログラミング等の教育となっており,教育目標が学校種に応じて個別化している。さらに,子どもたちが未来の情報社会の中で主体的に生き,主体的に支える人材の育成のために,未来志向を持ち,問題に対して前向きに解決できる能力の育成も考慮する。これらの考え方を基に,情報機器変遷学習から未来指向に導く問題解決型小中高一貫情報教育カリキュラムの構築について研究する。
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研究成果の概要 |
本研究では次の4項目の研究成果を得た。(1)教科架橋型教科教育実践学における情報教育の位置付け,(2)小学校から高等学校に至る情報教育体系の整理,(3)学校種に応じた情報教育実践,(4)紀元前から現在までの情報機器変遷や情報環境変化を基礎とする未来指向情報教育。特に,国外の情報機器変遷に関わる約50館の博物館や国内の情報機器変遷に関わる約20館の博物館の展示内容を整理し,学校教育への展開について考察した。これらの成果を含めて,小学校,中学校,高等学校での情報教育実践を伴って情報機器変遷から未来指向に導く問題解決型小中高一貫情報教育カリキュラムの構築を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における情報教育は小学校から大学に至る情報教育の流れが完成しており,小学校全教科におけるプログラミング的思考の教育,中学校技術におけるネットワークを利用した双方向性のあるコンテンツのプログラミングと計測・制御のプログラミング,高等学校の情報Ⅰと情報Ⅱにおけるプログラミング等の情報教育の流れとなっている。ただ,現在の情報環境に合致するための情報教育に重点が置かれ,未来を見据えた情報教育カリキュラムには至っていなかった。そのため,過去から現在までの情報機器変遷や情報環境変化を踏まえた未来指向に導く問題解決型小中高一貫情報教育カリキュラムの構築が必要となっており,この改善について研究した。
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