研究課題/領域番号 |
19K02693
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大阪成蹊大学 |
研究代表者 |
橋本 隆公 大阪成蹊大学, 教育学部, 教授 (20736095)
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研究分担者 |
亀岡 正睦 京都文教大学, 臨床心理学部, 教授 (10513781)
太田 誠 東海学園大学, 教育学部, 教授 (20738504)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 源数学 / 幼児教育 / 小学校教育 / 算数 / 小学校0年生 / 教科書的な図書 / アソビマナビ / 源数学的な見方・考え方 / サイコロ遊び / 玉入れ遊び / オーストラリア / 数学的な見方・考え方 / 幼小接続期 / オーストラリア就学前準備教育Prep / 小学校0年生の算数 / Prep / 5歳児 |
研究開始時の研究の概要 |
5歳児を対象とした就学前準備教育「小学0学年」を独自に設置し「数学的な見方・考え方」に焦点をあてた教科書的な図書「小学校0年生の算数」を創造する研究である。その基盤は、オーストラリア就学前準備教育「PREP」制度と「源数学」の理論にある。 「PREP」の施設や実践の視察を通した教育システムの構築と「源数学」の理論に基づいたカリキュラム研究に取り組む。次にこの図書の開発と、「小学0学年」を想定した環境で、この図書を用いた実践に取り組む。 その結果、この図書の開発・実践を通して、就学前準備教育「小学0学年」における「数学的な見方・考え方」の育成と、小学校算数科との連続性・一貫性の確保を明らかにしたい。
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研究成果の概要 |
源数学の理論に基づき、幼児教育における源数学的な見方・考え方として、17の視点と11の考え方をまとめた。幼児の日常生活や遊びの中で、これらの源数学の理論をもとに、遊びから学びが派生する活動を「アソビマナビ」とした。この事例として、教科書的な図書『小学校0年生の算数』 アソビマナビ(指導事例)1「さいころあそび」、及び、アソビマナビ(指導事例)2「たまいれあそび」を作成した。 これらの内容を保育実践担当者と共有し、幼稚園5歳児を対象に実践し、園児の言動から源数学的な見方・考え方を見取ることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児教育と小学校教育との接続カリキュラムの必要性が求められる中、小学校教育の教科学習に着目し、「源数学の理論」に基づき、算数科の学習基盤である「源数学的な見方・考え方」を明らかにした。 幼児教育施設と小学校現場との連携、特に、接続カリキュラムの開発が進みにくい中、幼児教育における、源数学の理論をもとに、遊びから学びが派生する活動を「アソビマナビ」とし、その活動で用いる文部科学省検定済教科書小学校算数科用の指導書のような役割となる成果物をめざし『小学校0年生の算数』アソビマナビ(指導事例1・2)を開発した。
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