研究課題/領域番号 |
19K02698
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 仙台白百合女子大学 (2021) 福島大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
高橋 正人 仙台白百合女子大学, 人間学部, 特任教授 (00809189)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 深い学び / 思考力 / 判断力 / 表現力 / 創造性 / 複数テクスト / マルチレイアードテクスト / 思考方法 / メソッド / 思考力・表現力 / 国語科教育モデル / 震災時間論 / 教材研究の深化 / テクストの深層 / 問いの持つ意味 / 喪と贈与 / 思考力・判断力・表現力 / 創発型授業メソッド / 多層構造 / 教材モデル / 知の刷新 / 知の地平 / 理論と実践の往還 / 創造型の知への転換 / 多層構造の教材開発 / 思考過程の可視化 / パラダイム転換 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は高等学校国語科において思考過程の系統的・体系的な構造化を図り、「深い学び」を実現するための新たな教材モデルと実践的な授業メソッドの開発を行うことを目的とする。具体的には、従来の単層構造の教材にはない思考過程における発見や知の刷新並びに思考による知の枠組みそのものの変遷のプロセスを可視化し、生徒自身が自らの知の在り方を問い直し思考の在り方を創造的に捉え、知のパラダイム転換を図る契機となる多層構造を有する教材の開発を行う。併せて、教材を基に既存の見方・考え方を超えた新たな知の地平を切り拓いていくアウトプットを意識した創発型授業メソッドを開発し高等学校国語科授業の根本的な転換を図る。
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研究成果の概要 |
新学習指導要領の趣旨を生かした理論と実践との往還的な検証を行う中で、既存の教材にはない多層構造を有した新たな教材モデルの提示を目指した。具体的には、第一層にあたる教材本文に加え、第二層として思考の変容過程を示した教材を提示し、教材の生成過程を可視化し明示するとともに、思考の生成過程そのもののプロセスを追体験することが可能となる方途について研究を進め、第三層として教材における言葉に着目して本文の底流に流れている思考の枠組みの構造や他の言語に翻訳されている教材作品を提示し、プレテクスト及びメタテクスト等の複数テクストを基にした多角的な視野に立った思考の在り方を解明することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新学習指導要領では、すべての学習の基盤となる資質・能力の一つとして、言語能力が挙げられている。見方・考え方を働かせた「深い学び」を実現する上でも、他者の考えと自分の考えを吟味したり検討したりすることを通して、自分で新しい考えを生み出すという創造的に考える力を育てるための具体的な方略が求められており、主体的に思考し、判断し、表現する上で、考えの形成がいかになされるか、考えの形成にはどのような方略が求められるのか、さらには、考えの形成に資する認知的な枠組みの形成に対する可能性を示すことができたことが学術的・社会的な意義である。
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