研究課題/領域番号 |
19K02703
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
松原 道男 金沢大学, 学校教育系, 教授 (80199843)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
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キーワード | 評価システム / 学力調査 / 学習状況調査 / 自己組織化マップ / カリキュラム・マネジメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,国の学力調査や学習状況調査を始め,小・中学校における児童・生徒の日頃の学習状況のデータから,各データの事項について全体の関係を分析し,視覚的にマップに表現するシステムの開発を行う。このシステムによる事項間の関係についての評価から,PDCAサイクルに基づく学校のカリキュラム・マネジメントを支援する。この開発システムとその操作方法,およびシステムを用いた学校でのカリキュラム・マネジメントの実践事例の資料を作成し,学校関係者に配布するとともにweb上で公開する。
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研究成果の概要 |
本研究では,学力調査と学習状況調査の関係を分析するシステムの開発を行うことにより,学校の授業改善やカリキュラム・マネジメントに役立てることを目的とした。システムは表計算ソフトを用いて開発を行った。システムでは,まず自己組織化マップによって学習状況の類似した項目を近くに配置した。次に,この自己組織化マップに各学力調査を位置付けることにより,学力と関係のある学習状況の項目が示されるようにした。システムを用いて,対象の学校の学力と学習状況の関係を示し,授業やカリキュラム・マネジメントの改善に関する情報提供を行った。開発したシステムと利用法はweb上に公開し,ダウンロードできるようにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したシステムは,毎年行われている国の学力調査と学習状況調査に加え,各地域や学校独自で行われている学力に関する評価と学習状況に関するアンケート等の関連を分析できるものである。学校では,多くの調査や評価が行われているが,各調査項目の評価に対応した改善が主に行われている。本システムを用いることにより調査項目全体を俯瞰して関連付け,授業改善や学校マネジメントに役立てていけるといった効果が期待できる。
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