研究課題/領域番号 |
19K02708
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
竹下 俊治 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (90236456)
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研究分担者 |
古賀 信吉 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 教授 (30240873)
山崎 博史 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (70294494)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 探究 / 学習プログラム / 教材開発 / 理科 / 学習文脈 / 高度化 / 探究活動 / 学習素材 / 分野横断 / 探求活動 / 分野横断型 / 探求 / 教材 |
研究開始時の研究の概要 |
探究的な活動の実践例には,探究の形骸化や,単発的な活動による学びの深化や発展性の欠落といった問題も指摘されており,適切な学習材とそれを効果的に活用した学習プログラムの開発が求められている。そこで本研究では,一つの探究的な活動から新たに派生する様々な疑問や課題に対して発展的に探究させる仕組みとして,「探究のネットワーク」を構築,それを基盤とした理科の学習の高度化を目指した学習プログラムの開発を行う。具体的には,①個々の探究における適切な学習材の検討,②探究の過程や成果からの系統化,③それを基盤とした学習プログラムの開発,④開発した学習プログラムの実践的検証,について遂行する。
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研究成果の概要 |
探究的な学習における探究の形骸化や,理科の学習内容と日常生活との乖離が指摘される中,本研究では,一つの探究的な活動から新たに派生する様々な疑問や課題を新たな題材と捉え,それらを発展的に探究させる仕組みと,それを基盤とした理科の学習の高度化を目指した学習プログラムの開発を試みた。生命・物質・地球の各領域から探究の素材を探査するとともに,従前の探究的な学習を再考することで探究の多様化を図った。また,それらを有機的・体系的に連携させ,「探究のネットワーク」を構築した。探究をネットワーク化することで複数の新たな学習の文脈が見出され,多様な学習プログラムの開発が可能になった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従前の探究的な活動の多くが単発的な活動であったのに対し,本研究では,理科の学習における探究の連続性や深化の重要性を再確認し,探究の過程や結果の随所に生じる新たな課題に着目することで他の分野と連携させたネットワークを構築できることを明らかにした。また,個々の探究をモジュールとして捉え,ネットワークを基盤にそれらを組み合わせて学習プログラムを構成する手法は,より汎用的で,学校現場での活用に留まらず,現職教員や教員養成系大学における新たなプレ・サービス・トレーニングでとしても活用可能である。
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