研究課題/領域番号 |
19K02713
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
小野瀬 倫也 国士舘大学, 文学部, 教授 (00609761)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 教授・学習プロセスマップ / 構成主義 / 素朴概念 / 教員養成・育成 / 理科授業デザイン / 教授・学習過程 / 理科教授・学習プロセスマップ / 理科授業デザインシート / 教員研修 / 教員養成 / 理科 / 教員育成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、子どもがより深く科学概念を理解し、汎用的に活用できる知識を獲得する為の理科授業デザインの視点を導出することであり、以下の段階で進める。 「理科授業デザインシート開発準備」の段階:授業分析から、授業デザインの視点を抽出。子どもの素朴な考えと科学的な考えの特定及び評価法について検討し、子どもの概念変容を促進する教師の活動に関する知見を収集する。これらを理科授業デザインシート(以下,シートと記す)に結実させる。 「実践的検討」の段階:シートを使った授業構想と実践を行い、データを収集。分析と同時にシートを改良する。シートを教員養成及び現職教員の育成研修等に活用して有効性を評価する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、「子どもがより深く科学概念を理解し、汎用的に活用できる知識を獲得するための理科授業デザインの視点を導出すること」であった。その成果は、理科教授・学習プロセスマップ(以下,プロセスマップと記す)の開発として具現化した。 本研究では、開発したプロセスマップを現職教員の理科授業デザイン支援(授業実践,授業力向上のための研修)、教員養成課程での理科授業デザイン支援、中学校における総合的な学習の時間での授業デザイン等の場面で適用し,その有用性を検証した。その結果,プロセスマップは、現職教師や学生からその活用が支持され、子どもの科学概念構築への有用性も示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全ての子どもの学力を高めていくことが国際的に大きな課題となっている。また、その担い手である教員の資質・能力の向上を目指した教師教育改革が世界的な潮流となっている。一方、子どもが獲得すべき知識には、初めて遭遇する課題でも柔軟に適用できる汎用的な知識を身につけることが求められている。このような社会的要請や、子どもが獲得すべき知識(コンピテンシー)を勘案すると、教師に求められることは、「子どもがより深く科学概念を理解し、汎用的に活用できる知識を獲得するための授業をデザインすること」である。本研究は、こうした視点のもと、より良い授業をデザインの具体的な方法論を提供するものである。
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