研究課題/領域番号 |
19K02716
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 京都先端科学大学 |
研究代表者 |
三保 紀裕 京都先端科学大学, 経済経営学部, 准教授 (80604743)
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研究分担者 |
松尾 智晶 京都産業大学, 共通教育推進機構, 准教授 (70468297)
寺田 盛紀 京都先端科学大学, 経済経営学部, 客員研究員 (80197805)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | インターンシップ / プロアクティブ行動 / 組織社会化 / 予期的社会化 / 縦断研究 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究ではインターンシップの有効性について,組織社会化の概念を援用し,大学生活から職業生活への参入後までを視野に入れた検討からこれを明らかにすることを目的とする。その具体的な目的は以下の4点に集約される。 (1)同一の測定変数による大学生と企業の新入社員の比較,(2)企業への就職後の追跡調査による大学生のインターンシップ経験の影響,(3)人事担当者を対象としたヒアリング調査,(4)大学生のインターンシップ経験に関する理論構築 これらを踏まえた上で,就職後の職業生活に対して有効なインターンシップを実証的に明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では,内定者を起点とした入職後に至るまでの縦断調査を行うことを通じて,大学生のインターンシップの有効性について検討を行った。インターンシップ経験におけるプロアクティブ行動のうち,組織文化理解に関する情報探索行動は,入職後の情緒的コミットメントを始めとする適応指標にポジティブな影響を与えていることが明らかになった。また,これらの効果を得るための前提条件として,インターンシップの経験に「就業体験」が含まれていることが重要であることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は,円滑な就職がゴールとして設定されていることが多いインターンシップ研究を一歩進めるだけでなく,組織社会化研究に対しても予期的社会化という点で有益な示唆を提供するものであった。 また,これらの成果は効果的なインターンシッププログラムを提供する上での知見としても有効であり,価値あるものであった。
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