研究課題/領域番号 |
19K02728
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
石上 靖芳 静岡大学, 教育学部, 教授 (50402227)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 熟達化 / 協同省察 / アクションリサーチ / 授業力量形成 / 教師の成長 / 授業力量の熟達化 / 単元開発 / 小学校学年部研修 / アクティブラーニング |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,第一に若手,中堅,ベテラン教師を対象に,授業力量の下位力量である「単元開発力」「授業展開力」「授業評価力」「単元再構成力」の4つの具体的力量が授業実践と同僚との協同省察の往還によりどのように学習が深化し,実践化が促進され,授業力量の熟達化が図られていくのか,その特徴とメカニズムを明らかにする。 第二に明らかにした知見を適用・応用し,各年齢層に応じた効果・効率的な研修プログラムを開発することである。本研究を遂行するために,小学校学年部授業研究を対象に,長期的な展望のもと,資質能力の育成を視点とした単元開発を基軸に設定し,学年部と協同してアクションリサーチに取り組むものである。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は,小学校教師を対象に,授業力量の下位力量である「単元開発力」「授業展開力」「授業評価力」「単元再構成力」の4つの具体的力量が授業実践と同僚との協同省察の往還により,学習が深化し,実践化が促進され,授業力量の熟達化が図られていくのかを検討することであった。その結果、複数の若手教員を対象に年間を通しての分析を行い、「教科に関する内容」「生徒への対応」「授業の展開」において向上が見られた。とくに「教科に関する内容」における教材の準備や「授業の展開」における見通しに関して著しい向上が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまであまり着目されてこなかった小学校学年部授業研究を対象に、実際の授業実践を対象に中・長期的な展望のもとアクションリサーチに取り組みデータ収集して分析を行ったこと。 また単元開発過程においては、新学習指導要領の趣旨の実現を目指した資質能力の育成の視点を目指したアクティブラーニングの展開とそれを評価するためのパフォーマンス課題設定とパフォーマンス評価を位置付けて単元開発を行っていることから今日的課題に対応して意義がある。
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