研究課題/領域番号 |
19K02729
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 広島修道大学 (2021) 三重大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
永田 成文 広島修道大学, 人文学部, 教授 (40378279)
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研究分担者 |
金野 誠志 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (50706976)
磯野 巧 筑波大学, 生命環境系, 客員研究員 (50754884)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | ESD / 地理総合 / 地理探究 / 地域活性化 / 観光資源 / 遠隔会議 / 地域の課題 / 構想 / 地理 / 地域調査 |
研究開始時の研究の概要 |
地域の活力低下が課題である地域に位置する三重県立尾鷲高等学校と鹿児島県立徳之島高等学校において,地域活性化を考える1つの手立てとして観光資源の活用に着目した地理ESD授業を実施する。新学習指導要領において,持続可能な社会づくりを考える必履修科目である地理総合とその発展の選択科目である地理探究との接続を想定している。地理的な見方・考え方や地理的技能を駆使して,地域の観光資源の価値を改めてとらえ直し,その活用を考える地域調査を行い,遠隔会議を通して両校の生徒が地域活性化に向けて考え合うことにより学習者の行動の変革を促すことにつながる系統的な地理ESD授業のプログラムを開発する。
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研究成果の概要 |
2019年度は,地域の課題を考える前提として,お互いの地域の魅力を伝え合う地理ESD授業を実施した。生徒は,お互いの地域のよさについて再認識・再発見することができた。2020年度は,生活圏の地域における観光資源を活かした地域活性化策を伝え合う地理ESD授業を実施した。生徒は,地域の持続可能な社会づくりの意識が高まった。2021年度は,日本の他地域における観光資源を活かした地域活性化策を伝え合う地理ESD授業を実施した。生徒は,地域や日本の活性化に向けた行動の変革を意識することができた。 徳之島高等学校と尾鷲高等学校において,高大連携による系統的な地理ESD授業プログラムを開発・実施できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地理総合の「生活圏の調査と地域の展望」と地理探究の「持続可能な国土像の探究」を想定して,人口減少による地域の活力低下という課題に対し,地域活性化を考える1つの手立てとして観光に着目し,地理的な見方・考え方や地理的技能を駆使して,地域の観光資源の価値を改めて捉え直し,その活用を考える地域調査を行い,共通課題を有する地域の生徒が地域の在り方を考え合うことを通して,学習者の行動の変革を促すような地理ESD授業の系統的なプログラムを提案できた。 地理教育において,持続可能な社会づくりに向けた,地理的見方・考え方や地理的技能を駆使することで,公民としての資質・能力を育成する授業の普及に貢献できる。
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