研究課題/領域番号 |
19K02739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
三村 隆男 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (10324021)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 教師のキャリア・ステージ / キャリア教育 / 働き方改革 / キャリア形成 / 質保証システム / well-being / 専門性向上 / 成長指標 / キャリアテクニカル教育 / Teacher Credential / professional development / 育成指標 / 21世紀型教員 / キャリア・ステージ / コンピテンシー / 教員養成 / Linked Learning |
研究開始時の研究の概要 |
変化が激しく予測不可能な未来社会において自立的に生き、社会の形成に参画する児童生徒の教育を担う教員の育成を、個人のキャリア形成と養成・研修を担う教育行政や教育機関との関連でとらえ、その課題を解明し、21 世紀型教員の質保証のシステムを構築することを目的とする。その際、2008 年に創設された教職大学院の新たな教員養成の機能に焦点を当てる。 具体的には、児童生徒のキャリア教育を担当する教師のキャリアステージ及びステージで求められるコンピテンシーを明らかにする。さらに、教師のキャリアステージにおけるコンピテンシーを身に付けるカリキュラム開発を行い、21 世紀型教員の質保証システムの構築を目指す。
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研究成果の概要 |
テーマに就いて海外の知見を得た。渡米しJorge Ruiz de Velasco 教授(Stanford University)等多く研究者と聞き取り調査を実施し、また、Svetlana Darche(WestEd)や韓国の青少年政策研究院などの研究者を招聘し、日本で議論した。研究2年目に論文「21世紀型教員の質保証システムにおける『成長指標』の開発」(3-16ページ)で示した「21世紀型教員の質保証システムにおける『成長指標』」(試案)(16ページ)を開発・提示し、残りの2年間をかけ、海外渡航での聞き取りや学校訪問、海外研究者の招請や日本における学校訪問を通し、その指標の妥当性を検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
21世紀型の教師のコンピテンシーを教育実践を通した教師のキャリア形成過程におき、「21世紀型教員の質保証システムにおける『成長指標』」(試案)を示し、米国や韓国での聞き取り調査及び海外から研究者等を招聘し「成長指標」の妥当性を検証したところにたところに学術的意義がある。さらに、児童生徒のキャリア形成に携わるキャリア教育がもつ、実践者としての教師のキャリア形成に与える影響を認め、米国におけるLinked Learning及び韓国における進路教育の実践、そして日本におけるキャリア教育の実践を比較検討し、教師の成長局面と照射し成長指標を示したところに社会的意義を認めることができる。
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