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国際的視野から日本文化を理解する力を養う古典教育カリキュラムの研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K02750
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関福島大学

研究代表者

井實 充史  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (20277776)

研究分担者 高橋 正人  福島大学, 人間発達文化学類, 特任教授 (00809189)
佐藤 佐敏  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (10510167)
澁澤 尚  福島大学, 人間発達文化学類, 教授 (60344826)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード古典教育 / 読み比べ / 古典探究 / 比較 / おくのほそ道教材 / 和歌・漢詩の読み比べ / 対話的学び / 源氏物語教材 / 探究的な学び / 古文漢文融合教材 / スパイダー討論 / アクティブ・リーディング / アンソロジー教材 / 思考力・表現力 / 国語科教育 / 古文 / 漢文
研究開始時の研究の概要

学習指導要領の改訂において「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進が進められている。本研究では、古文と漢文を共に取りあげた教材の開発と、その教材を活かせるような言語活動を取り入れ、古典教育においても「主体的・対話的で深い学び」が実現できるような指導法を開発する。さらに、それらを通常の古典教育にどう組み込めば効果的かについても検討し、和漢融合した古典教育カリキュラムを開発する。

研究成果の概要

本研究では、まず、古典に親しみをもって接するところから始め、系統的かつ段階的に読み深めていくことができる教材用テクスト(語注、現代語訳、参考資料を含む)のモデルを構築した。次に、古典嫌いを誘発する元凶である講義調の伝達型授業から脱却し、主体的な言語活動を重視する指導法を開発した。さらに、大学の教科専門、教科教育、現職の学校教員の協働によるPDCAサイクル型カリキュラム開発モデルを構築した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

学習指導要領の改訂において「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善の推進が進められている中で、言語活動を取り入れた古典教育の授業案や実践報告が多数報告されていた。しかし、その多くは教科書に掲載されている特定の古文や漢文をそれぞれ単発的に取り上げるか、現代の文章と比較するかに留まっており、古文と漢文を同時に取り上げて比較検討したり引用の表現効果を考えたりする授業案や実践報告はほとんどなかった。本研究では、古文と漢文を共に取りあげた教材の開発と、その教材を活かせるような言語活動を取り入れた指導法を開発した。

報告書

(4件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて 2022 2021 2020 2019

すべて 雑誌論文 (9件) (うちオープンアクセス 3件、 査読あり 1件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)

  • [雑誌論文] 外国文化との関係を理解するための物語教材の開発〔単元構想と実践編〕―『源氏物語』桐壺巻と「長恨歌」との読み比べ―2022

    • 著者名/発表者名
      井実充史・大堀真理子
    • 雑誌名

      言文

      巻: 69 ページ: 18-30

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [雑誌論文] 外国文化との関係を理解するための物語教材の開発〔分析編〕―『源氏物語』桐壺巻と「長恨歌」との読み比べ―2022

    • 著者名/発表者名
      井実充史
    • 雑誌名

      人間発達文化学類論集

      巻: 35 ページ: 116-130

    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 外国文化との関係を理解するための和歌教材の開発―高校「言語文化」を想定して―2021

    • 著者名/発表者名
      井実充史
    • 雑誌名

      言文

      巻: 68 ページ: 1-14

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 『おくのほそ道』序文「月日は百代の過客」小攷─李白「春夜宴桃李園序」詳解を通して─2021

    • 著者名/発表者名
      澁澤尚
    • 雑誌名

      言文

      巻: 68

    • NAID

      40022572503

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 古人と対話する和歌のオマージュ:国語の授業における古典との豊かな邂逅2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤佐敏
    • 雑誌名

      新大国語

      巻: 41 ページ: 1-17

    • NAID

      40022495788

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • 査読あり
  • [雑誌論文] 高等学校「古典探究(Advanced Classics)」における探究的な学びの深化に関する研究―「若紫」における視線・顔認識・フランス語訳・映像テクストをめぐって―2020

    • 著者名/発表者名
      髙橋正人
    • 雑誌名

      人間発達文化学類論集

      巻: 32 ページ: 55-70

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] スパイダー討論による対話の可視化―全員参加の対話を促進させるアイテム―2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤佐敏
    • 雑誌名

      言文

      巻: 67 ページ: 16-31

    • NAID

      40022270645

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 『アクティブ・リーディング』で基礎学力を問う―言語生活を豊かにする知識の獲得2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤佐敏
    • 雑誌名

      教育科学国語教育

      巻: 843 ページ: 54-57

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「文学国語」におけるアンソロジー教材の開発~是枝裕和「ヌガー」における〈世界の発見〉をめぐって~2020

    • 著者名/発表者名
      髙橋正人
    • 雑誌名

      言文

      巻: 67 ページ: 32-47

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [学会発表] 「古人と対話する和歌のオマージュ―国語の授業における古典との豊かな邂逅―」2020

    • 著者名/発表者名
      佐藤佐敏
    • 学会等名
      新潟大学教育学部国語国文学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 『おくのほそ道』初章の指導書を読み直す2019

    • 著者名/発表者名
      井実充史
    • 学会等名
      福島国語の会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 李白「春夜宴桃李園序」を読み解く―『おくのほそ道』冒頭との関わりにおいて―2019

    • 著者名/発表者名
      澁澤尚
    • 学会等名
      福島国語の会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [学会発表] 授業の『まとめ』における暗唱の効果2019

    • 著者名/発表者名
      木村幸登・佐藤佐敏
    • 学会等名
      日本教育実践学会
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 学びを深めるヒントシリーズ 枕草子2020

    • 著者名/発表者名
      早稲田久喜の会
    • 総ページ数
      248
    • 出版者
      明治書院
    • ISBN
      9784625624544
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 文学はいかに思考力と表現力を深化させるか―福島からの国語科教育モデルと震災時間論2020

    • 著者名/発表者名
      髙橋正人
    • 総ページ数
      384
    • 出版者
      コールサック社
    • ISBN
      9784864354370
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書

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公開日: 2019-04-18   更新日: 2023-01-30  

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