研究課題/領域番号 |
19K02751
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
川島 芳昭 宇都宮大学, 共同教育学部, 教授 (70282374)
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研究分担者 |
高山 裕一 作新学院大学, 人間文化学部, 特任教授 (00802571)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | プログラミング教育 / 小学校 / 授業設計 / 目標分析 / 課題解決 / 課題解決能力 / 教授法 / 目的意識 / 思考力 / コンピュータ・リテラシー / 総合的な学習の時間 / カリキュラム / 教授フレームワーク |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,小学校プログラミング教育を支援するカリキュラムの検討を行い,プログラミング的思考力とプログラムの具体化を実現する教授フレームワークを構築するとともに実証実験からその有効性を検証することを目的としている。特徴は,第一に小学校の学習内容の調査とプログラミング教育を含めた指導場面を抽出する,第二に教授フレームワークを開発し,学習指導の枠組みを考案しその効果を実証する。
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研究成果の概要 |
本研究は,小学校プログラミング教育を段階的に指導するための枠組みを目標分析や達成感から検討した教授フレームワーク(学習の枠組み)を提案することを目的としている。特徴は,①児童の実態に応じた難易度の課題を設定,②課題解決に必要な目標を細分化し,段階的かつ系統的に児童に提示,③協働学習を促す学習環境の構築の3つを含めた枠組みとするところにある。これにより,児童の課題解決能力の向上,論理的思考力の向上が図れると考えた。この学習の枠組みの有効性を検証した結果,段階的な課題解決による達成感や協働学習による学習支援,プログラミングによる体験的な試行錯誤する活動に対して児童の認識が高まることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小学校プログラミング教育を実施するには,プログラミング教育の経験を有する教員が授業設計を行わなければならない。しかし,教員の多くはプログラミング教育の経験が少ないという課題がある。その課題を解決するためには,誰でもプログラミング教育の授業設計が行える枠組みが必要である。本研究で提案する教授フレームワークは,教員が学習者にプログラミングによって実現させたい目的を決め,それを段階的に小さな課題に変換していくことで達成することを目指した。特に,各段階の内容を明確にすることで,プログラミング教育の経験が少ない教員でもプログラミング教区の授業設計が行え,小学校プログラミング教育の充実に繋がると言える。
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