研究課題/領域番号 |
19K02754
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
阿部 好貴 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (40624630)
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研究分担者 |
岩崎 秀樹 広島大学, 人間社会科学研究科(教), 名誉教授 (50116539)
杉野本 勇気 香川大学, 教育学部, 准教授 (40637477)
大滝 孝治 北海道教育大学, 教育学部, 講師 (90750422)
大谷 洋貴 日本女子大学, 人間社会学部, 助教 (40825238)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リテラシー / 数学的リテラシー / 中等教育数学 / 数学的活動 / 中等教育 / 数学的モデル化 / 論証 / 探究 / 統計的探究 / 数学教育学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は,リテラシーの視座からみた中等教育段階における数学的活動の明確化である。今日では資質・能力ベースのカリキュラム改革がなされており,それは社会参加を前提とした数学的リテラシー(社会参加に必須の数学的能力)を求めるものである。高度情報化社会と呼ばれ,AIの発達が目覚しいこれからの社会におけるリテラシーを考えるとき,計算や問題解決をすることというよりは,むしろ問題をどのように設定するのかという課題設定や,解や解決方法を探る検索能力といったリテラシーが不可欠となる。このようなリテラシーを,中等教育段階における数学的活動として授業レベルの開発研究をおこなう中で明らかにする。
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研究成果の概要 |
資質・能力ベースのカリキュラム改革は、社会参加を前提とした数学的リテラシー(社会参加に必須の数学的能力)を求めるものである。本研究では、中等教育段階の出口のリテラシーに着目し、数学的活動のあり方を探った。 研究成果は、主として2点ある:「数学的リテラシーのあり方」、「数学的活動のあり方」。1点目について、社会の情報化・デジタル化に対して、これまでの問題解決能力の反省から、問題を解決すること以上に、問題設定や解決方法・解の妥当性の検討ができるリテラシーが求められる。2点目について、ICTやAIを自由に用いる活動を前提とする、「探究」をキーワードにした新たな数学的活動が求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、高度情報化社会における中等教育段階の生徒の数学的リテラシー・数学的活動のあり方を明確にするものである。それは、これからの中等教育数学カリキュラムの開発に対する基礎研究といえる。
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