研究課題/領域番号 |
19K02774
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 九州女子大学 |
研究代表者 |
谷口 幹也 九州女子大学, 人間科学部, 教授 (30335830)
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研究分担者 |
佐藤 紗和子 (中村 紗和子) 九州女子大学, 人間科学部, 講師 (20747422)
村上 太郎 九州女子大学, 人間科学部, 講師 (20762074)
藤原 伸彦 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 教授 (60333564)
今津 尚子 九州女子大学, 人間科学部, 准教授 (80817073)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 絵本 / 現代アート / ICT / アクティブラーニング / 保育者養成 / プレイフル / プレイフル・ラーニング / PBL型協働学修 / アート |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、〈絵本〉の感性と思考を育む特性、〈現代アート〉が示すコラボレーション、イノベーションといった特性、〈ICT〉が持つ知識と思考を蓄積伝達する特性に着目し、これらを領域横断的に研究を推進することによって、今日の保育者に必要とされる「環境を通して行う教育」を実践する資質能力、「学び成長し続ける力」を涵養する学修プログラムを開発する。具体的には学生が主体的に企画運営する幼児対象のふれあい遊び体験事業の実践を基軸し、絵本作家、アーティストによるワークショップの実践と検証の蓄積、ICTの活用と検証による、保育者養成における「学び」の質向上に寄与するアクティブラーニング支援システムを開発する。
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研究成果の概要 |
本研究では、絵本、現代アート、ICTに共通する本質として「Playful」を抽出し、デザイン思考に基づくアクティブラーニング型保育者養成カリキュラムを開発した。Playfulとは「本気でものごとに関わっている時に感じる興奮と楽しさ」を意味する。本研究の成果及び開発物は以下のとおりである。 ①「絵本」から着想する「遊びに夢中なる」保育環境づくり、「絵本の楽しさを伝える動画作成」による授業法の確立。②現代アートに見出す「遊び」と「本気」に触れる授業法の確立。③ICTを活用したアクティブラーニングの基礎理論を学ぶオンデマンド授業用コンテンツの開発と学修支援サイト「Playful Place」の構築。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義は、「絵本」「現代アート」「ICT」それぞれが持つ特性を領域横断的に接続しアクティブラーニングへと昇華したことである。社会的意義は、本研究のプロセスを保育者養成校における授業内容へ反映させ、領域横断的な視点から今日の保育者養成に必要な資質涵養、技術習得を促進する実践的なプログラムを開発し、アクティブラーニングの基礎理論を学ぶオンデマンド授業用コンテンツ、学修支援システム「Playful Place」を開発したことである。
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