研究課題/領域番号 |
19K02779
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
樋口 咲子 千葉大学, 教育学部, 教授 (00431734)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2021年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2020年度: 130千円 (直接経費: 100千円、間接経費: 30千円)
2019年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 水書用筆 / 運筆指導 / 運筆動画教材 / 低学年の書写指導 / 書写授業開発 / 書写運筆動画教材 / 片仮名運筆動画教材 / 点画のつながり / 基本点画 / 基本点画の選定と永字八法 / ICT教育 / 片仮名書写指導 / 片仮名書字実態 / 片仮名硬筆動画教材 / 楷書字形の原則 / 間架結構法 / 硬筆運筆指導 / 水書 / ICT / 動画教材 / 書写教材 / 字形と運筆 |
研究開始時の研究の概要 |
水筆を活用した書写授業を開発するとともに、動画教材(平仮名・片仮名全字と、低学年で学習する全ての漢字及び基本点画を水筆と鉛筆で書く運筆動画で、ナレーションと図で解説を入れる)を制作してWEB上で公開し、ICTを活用した低学年の運筆指導で活用できるようにする。また、これまでの「硬筆と毛筆」の関連指導は、今後水筆を加えた「硬筆・水筆・毛筆」の関連指導という構図になる。弾力のある軟筆(毛筆・水筆)学習の意義を捉え直し、「硬筆・水筆・毛筆」の指導体系の理論構築を行う。
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研究成果の概要 |
本研究では主に2つの成果を得た。1つは、小学校低学年国語科書写における、水書用筆を用いた運筆指導に役立つ動画教材の作成である。「水書用筆とは」「水書用筆の使い方」「水書用筆で書こう」等、11種のコンテンツを作成し、web上で公開し誰もが活用できるようにした(「水書用筆の使い方もわかる!毛筆の書き方~ひらがな・カタカナ・漢字の基本点画」https://www.higuchi-sakiko.com/)。 もう1つは、どの教師でも展開しやすい水書用筆を用いた書写の授業モデルの開発である(小学校教員との共同研究)。考案したモデルを基に、実際に担任の先生方に授業を行っていただき、成果を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水書用筆を用いた運筆指導について、指導目的・内容・方法を普及するための先導的機関や冊子もあったが、その情報をだれもが得られる状況ではなかった。また、水書用筆を使用した授業は研究会レベルで行われていたものの、扱う教材文字や授業展開が画一化する傾向にあった。また、毎時間継続して運筆指導を行う発想になっていなかった。 本研究は、どの教師でも水書用筆を使用して継続的に運筆指導を行うことができる授業モデルを開発し成果を検証できた点に意義がある。
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