研究課題/領域番号 |
19K02797
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 大阪工業大学 |
研究代表者 |
疋田 祥人 大阪工業大学, 教職教室, 准教授 (40425369)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 工業科教員養成 / 高校工業教育 / 教員養成 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、大きく①質問紙調査、②事例研究の2つの調査・分析を実施する。 質問紙調査では、大学における工業科教員の養成の営みの全体像を把握するとともに、各大学が編成する工業科教員養成のためのカリキュラムの特徴を明らかにする。 事例研究では、質問紙調査により抽出された各大学・学部のシラバスなどを調査し、具体的な教育内容、とりわけ専門科目で行われている実習の内容を、高校工業教育の実習内容との関連で検討する。 こうした研究成果の総括し、本研究では日本の工業科教員養成システムの成果と課題について検討するとともに、工業科教員養成の改善方策を構築する。
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研究実績の概要 |
本研究は、工業科教員養成の問題状況の改善方策を探るべく、大きく1)質問紙調査、2)事例研究の2つの調査・分析を実施することによって、現在の日本の 工業科教員養成の事実とそこに含まれる特徴や課題を、具体的かつ実証的に解明しようとするものである。 2022年度は、前年度に引き続き工業科教員養成に最も重要な役割を果たしていた私立大学および国立大学の工学系の学部・学科、とりわけ他の大学に比して多くの免許状取得者を出していた日本工業大学工学部、愛知工業大学工学部、大阪工業大学工学部、福井工業大学工学部、中部大学工学部、国立大学では、北見工業大学工学部、徳島大学理工学部、富山大学工学部、新潟大学工学部における教育内容や各大学が抱える具体的な問題などについて明らかにすることを試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
事例研究の対象とすべき大学・学部は確定していたが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で訪問しての聞き取り調査を行うことができない状況にある。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、事例研究として、他の大学に比して多くの免許状取得者を出していた大学、具体的には私立大学では日本工業大学工学部、愛知工業大学工学部、大阪工業大学工学部、福井工業大学工学部、中部大学工学部、国立大学では、北見工業大学工学部、徳島大学理工学部、富山大学工学部、新潟大学工学部を対象として事例研究を行い、各大学の教育内容や各大学が抱える具体的な問題などについて明らかにしていきたい。 新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症となり、各大学への訪問が可能となる見通しのため、聞き取り調査を実施する予定である。ただし、訪問することが困難な大学については、シラバスや学生便覧などの資料提供や電話またはメールでの聞き取り調査などの方法で対応していく。
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