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特別活動と道徳科の連携により支持的学級風土を実現するカリキュラム開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 19K02819
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関秋田県立大学

研究代表者

伊藤 大輔  秋田県立大学, 総合科学教育研究センター, 教授 (40440961)

研究分担者 田中 博之  早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (20207137)
鈴木 一成  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (50736767)
磯部 征尊  愛知教育大学, 教育学部, 准教授 (70736769)
京免 徹雄  筑波大学, 人間系, 准教授 (30611925)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2020年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード道徳科 / 特別活動 / 学級経営 / プロジェクト学習 / カリキュラム開発 / 教員研修 / 学級力 / 学校環境適応感
研究開始時の研究の概要

本研究では、協力校と密接に連携しながら、特別活動と道徳科を効果的に関連づけたカリキュラム開発を行うとともに、その効果を実証する。また、ベテラン教員を対象にインタビューを行い、児童生徒の自主性・主体性を育む指導法を明らかにする。以上の成果を踏まえ、教員向けの研修用教材と研修プログラムを作成し、それらを使用した教員研修会及び学級力向上フォーラムを開催する。

研究実績の概要

1. 目的 学級力向上プロジェクトとは、児童生徒が「学級力アンケート」と呼称する調査を実施し、その結果をレーダーチャート形式で可視化して表現する「学級力セルフ・アセスメントシステム」を活用し、学級改善のための主体的な取り組みを行うプロジェクト学習である。本研究では、改善型学級力セルフ・アセスメントシステムを活用し特別活動と道徳科を連携させた教科等横断的カリキュラム開発とその効果を実証する。
2. 成果の概要 令和5年度についても、研究協力者(授業者)及び所属校の協力を得ながら昨年度に継続して、特別活動と道徳科を連携させた教科等横断的なカリキュラムの開発・実践に取り組むとともに、一部の実践について、質問紙調査や標準学力検査の結果からその効果の検証を試みた。さらに、ハイフレックス形式で実践交流の場(中部学級力向上研究会)を、2023年6月、10月、2024年2月に開催した。
3. 意義・重要性 本年度の成果の意義・重要性は2点指摘できる。1点目は、昨年度に継続して、特別活動と道徳科を連携させたカリキュラム・モデルを構想し、一定の実践事例を蓄積できたことにある。2点目は、研究推進体制の再構築を試みたことにある。従来、教員研修会や学級力フォーラムは中部地区を中心に展開してきたが、他の都道府県への拡大が課題になっていた。そこで、本研究の分担研究者を中心に、学級経営に関心をもつ学校教員や研究者とも連携し、東日本ブロック(北海道・北関東・北陸・中部の4支部)、西日本ブロック(関西・四国・四国・九州の4支部)、首都圏ブロック(東京・関東の2支部)から成る「日本学級力向上研究会」を結成するとともに、緊密な連携の元に本研究及び後継となる基盤研究C(23K02461)を実施するための基盤を充実させることができた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究協力者の異動により、当初予定していたカリキュラムの開発とその実践、及びその効果検証の調査等、研究活動の遂行が困難となった。さらに、③-2 教員研修会及び学級力向上フォーラムもハイフレックス方式で実施できたものの、限定的な活動にとどまったため、上記の判断となった。

今後の研究の推進方策

実践協力校の状況に配慮しながら、下位目標①~③について可能な範囲内で取り組むことにする。なお、可能性としては極めて低いと考えられるが、コロナ変異株等の流行に伴い、厳格な行動制限が課された場合は、下位目標①-2:児童生徒を対象とした教育的効果に特化し、既存の研究データ(授業記録を含む)のうち、未分析のものを取り上げ、質的・量的側面から検証を試みることにする。

報告書

(5件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 研究成果

    (16件)

すべて 2024 2023 2022 2021 2020 2019 その他

すべて 雑誌論文 (11件) (うちオープンアクセス 5件) 図書 (4件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] 求める教師像の計量テキスト分析に基づく教職履修カルテ「自己評価シート」の検証2024

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔、西聡
    • 雑誌名

      秋田県立大学総合科学研究彙報

      巻: 25 ページ: 7-14

    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 中学生の学級帰属意識と学習方略の使用との関係2023

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔
    • 雑誌名

      秋田県立大学総合科学研究彙報

      巻: 24 ページ: 15-24

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 学級力向上プロジェクトと授業づくりを関連付ける指導方法の在り方に関する研究2022

    • 著者名/発表者名
      櫻井純代, 伊藤大輔, 磯部征尊
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集

      巻: 2022 号: 3 ページ: 209-216

    • DOI

      10.15077/jsetstudy.2022.3_209

    • ISSN
      2436-3286
    • 年月日
      2022-10-03
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 特別の教科 道徳と学級力とを関連付けた年間カリキュラムによる実践とその効果2021

    • 著者名/発表者名
      川村朋也,磯部征尊,伊藤大輔、平林千恵
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集

      巻: 2021 号: 3 ページ: 150-157

    • DOI

      10.15077/jsetstudy.2021.3_150

    • NAID

      130008108165

    • ISSN
      2436-3286
    • 年月日
      2021-10-29
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 授業改革と学び合う学級づくりが生徒の学校生活に与える効果の研究2021

    • 著者名/発表者名
      斎藤まゆみ、遠見繁也、伊藤大輔、磯部征尊
    • 雑誌名

      愛知教育大学教職キャリアセンター紀要

      巻: 6 ページ: 123-130

    • NAID

      40022531051

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] シンポジウム みんなで考え、みんなで話し合い、みんながわかる:多様性を生かした「学びのストーリー」の展開2020

    • 著者名/発表者名
      岩田一郎、磯部征尊
    • 雑誌名

      日本教科教育学会誌

      巻: 42(4) ページ: 71-76

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 学級力向上プロジェクトにおけるスマイルカード分類の試み2020

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔、大山和則、磯部征尊
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集

      巻: JSET20-4 ページ: 97-102

    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 小学校中学年における学級力と学校生活スキルの関連-学級開きと完成期の学級力の変容に注目して-2019

    • 著者名/発表者名
      伊藤大輔、磯部征尊、鈴木一成、田中博之
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集

      巻: JSET19-5 ページ: 181-186

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 生徒の学校適応感に基づく学級力の一考察2019

    • 著者名/発表者名
      斎藤まゆみ、遠見繁也、伊藤大輔、磯部征尊
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集

      巻: JSET19-5 ページ: 159-162

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「自分が好き,仲間・学校が好き,地域が好きな子供」を育てるカリキュラムマネジメントに関する研究2019

    • 著者名/発表者名
      大山和則、倉本哲男、伊藤大輔、磯部征尊
    • 雑誌名

      日本教育工学会研究報告集

      巻: JSET19-5 ページ: 103-110

    • NAID

      40022209113

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [雑誌論文] 「学級経営の充実」を図る学校経営のすすめ2019

    • 著者名/発表者名
      田中博之
    • 雑誌名

      中学校

      巻: 787 ページ: 4-8

    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [図書] 特別活動「児童会活動の指導と目標」2021

    • 著者名/発表者名
      上岡学編著(京免徹雄)
    • 総ページ数
      260
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623089116
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [図書] NEW学級力向上プロジェクト2021

    • 著者名/発表者名
      今宮信吾、田中博之[編著]
    • 総ページ数
      152
    • 出版者
      金子書房
    • ISBN
      9784760830435
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 特別活動「第7章 特別活動とキャリア教育」2020

    • 著者名/発表者名
      吉田武男、京免徹雄[編著]
    • 総ページ数
      242
    • 出版者
      ミネルヴァ書房
    • ISBN
      9784623087808
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [図書] 特別活動のアクティブ・ラーニング(学校教育実践ライブラリ vol.9)2019

    • 著者名/発表者名
      ぎょうせい[編](分担執筆:京免徹雄)
    • 総ページ数
      97
    • 出版者
      ぎょうせい
    • ISBN
      9784324106181
    • 関連する報告書
      2019 実施状況報告書
  • [備考] 中部学級力向上研究会

    • URL

      https://masataka-isobe.hatenadiary.jp/

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2019-04-18   更新日: 2024-12-25  

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