研究課題/領域番号 |
19K02821
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
|
研究機関 | 京都女子大学 |
研究代表者 |
矢野 真 京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (00369472)
|
研究分担者 |
田爪 宏二 京都教育大学, 教育学部, 教授 (20310865)
吉津 晶子 熊本学園大学, 社会福祉学部, 教授 (60350568)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 木育 / 造形ワークショップ / 幼小連携 / オンデマンド動画 / 実践教材 / オンライン動画 / 保育者養成 / 教材開発 / 造形活動 / コミュニケーション能力 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は,実際の保育現場において,具体的に自然に触れ,かかわり,つくることを目的とした「木育」による造形教材の開発を中心に,子ども及び保育者の感性を高め,コミュニケーション能力を育みながら,小学校における図工を中心とした合科的・関連的な学習,環境構成等の工夫を考慮し,幼児期の終わりまでに育まれた資質・能力を各教科等の特質に応じた学びへとつなげる。その実現に必要な内容の造形理解と「木育」による実践を教材集としてまとめることを目指す。
|
研究成果の概要 |
本研究は,実際の保育現場における「木育」による造形教材を中心に,子ども及び保育者の感性やコミュニケーション能力を育むとともに,幼児期の終わりまでに育まれた資質・能力を小学校における図工を中心とした合科的・関連的な学びへとつなげる教材開発を目的として検討を行った。結果,対面による地域連携活動にも共通しうるオンデマンド配信による木育教材の作成や,作品を通じて他者とのコミュニケーションを考えることなど,幼小連携につながる教材としての新たな学びの可能性が得られた。これら実践については,「ワクワクキャラバンちゃんねる」として動画公開を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究における研究結果は,これからの保育者養成校で学ぶ学生や保育・小学校の現職教員の再教育(リカレント)への教育的資源として活用されることが考えられる。また,この「木育」による幼小連携を意識した教材の開発を通して,幼児期の終わりまでに育まれた資質・能力を各教科等の特質に応じた学びにつなげ,子どもが新たな感性を育み,コミュニケーション能力を育成するといった造形教材への応用としての可能性が考えられ,幼児と保育者,児童と教員,地域住民,行政といった子育て支援に対する支援活動との関連としての研究に広がりうると考える。
|