研究課題/領域番号 |
19K02827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
菅原 利晃 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (20826250)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 古典教育 / 小中高大連携 / 見方・考え方 / 徒然草 / 教訓 / 古典に親しむ / 国語教育 / 小中高連携 / 小中高大の連携 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、『徒然草』を教材とし、その教訓に着目させ児童生徒を古典に親しませる授業について研究するものである。 古典の「教訓」(教え・知恵)とは、古典に表れた人間の生き方や考え方そのものであり、児童生徒は、古典に対する「ものの見方・考え方」を働かせてとらえることができる。特に、古典に表れた人間の生き方や考え方を、自分なりの「見方・考え方」に観照し、他者の意見にも耳を傾けることでさらにものの見方、考え方を豊かにすることができる。 古典の教訓を読み取ることを通して、古典に親しませることがどれだけできるか、発達段階に応じてどのような「見方・考え方」を働かせる授業研究が必要であるかを明らかにする。
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研究成果の概要 |
本研究では、従来十分に研究されてこなかった古典教材の教訓について取り上げ、児童生徒を古典に親しませるという観点から研究を進めてきた。教材としての『徒然草』を分析、考察するとともに、研究協力者による授業実践を行い、授業に関して研究討議を行った。古典の中の「教訓」とは、古典に表れた人間の生き方や考え方そのものであり、児童生徒は、古典に対する「ものの見方・考え方」を働かせてとらえることができるという一定の成果を得ることができた。この実績をもとに、研究報告を学術雑誌に発表し、掲載されたものである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、古典教材の教訓に着目させ発達段階を考慮して、児童生徒を古典に親しませる授業について研究するものであるが、教訓に対する「見方・考え方」を通して古典に親しませるという発想は従来なかったものである。そこに、本研究の独自性がある。特に、小学校から大学まで幅広い校種を対象とし、かつ、校種間の連携をもとに実際的な研究を行った点に意義がある。研究成果については、全国規模の学会での口頭発表、および学術誌への投稿した。また、小・中・高大接続として、研究代表者が実際の学校現場へ赴き、講演・セミナーを開催し、現場の教育への還元をはかった。
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