研究課題/領域番号 |
19K02829
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
酒井 多加志 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (70241403)
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研究分担者 |
内山 隆 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (40389648)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 防災教育の教材化 / 学校現場における防災対策 / 防災の視点を持った教員の育成 / 防災まち歩き / 防災の視点を持った教員の養成 / 防災まちあるき / 防災教育 / 人材養成プログラム / 教材研究 / 避難所運営 |
研究開始時の研究の概要 |
わが国の教育課題の一つに、学校における防災教育や防災体制の充実がある。しかし、防災教育に関する教員養成および教員研修、学校現場における防災教育の実践は未だ不十分である。新学習指導要領においても、防災教育・安全教育の充実が記載されており、教員を養成する大学・学部においては防災の視点を持つ教員の養成、防災教育の教材開発が喫緊の課題となっている。そこで本研究では、被災地での現地調査や先進的な防災教育の取り組みを行っている学校での聞き取りを通じて、防災の視点を持つ教員の養成・研修に向けた教材研究ならびにプログラム開発を行っていく。
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研究成果の概要 |
新学習指導要領に則った防災教育の教材化ならびに人材養成プログラムの開発に関しては、被災地および災害危険地域等において13回調査を行った。また防災教育に関して先進的な取組が行われている大学、高校等の4施設を訪問し、情報収集ならびに情報交換を行った。以上の調査の成果は、著書1編、論文2本、科研報告書1本としてまとめるとともに、本校の講義や免許状更新講習、防災研修に反映させた。理論と実践の往還に基づく防災教育の授業を附属義務教育学校の前期課程と後期課程において実施し、成果を研究大会において発表した。学校現場における防災対策・避難所運営に関しては、5つの学校園において調査を行い、科研報告書にまとめた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
わが国の教育課題の一つに、学校における防災教育や防災体制の充実がある。しかし、教科を横断し、かつ初等・中等教育を一貫した防災教育の取り組み、学校の防災体制の充実を可能とする教員養成および教員研修は未だ不十分であり、これらは教員養成大学として取り組むべき課題といえる。さらに、新学習指導要領においても、防災教育・安全教育の充実、が記載されており、教員を養成する大学・学部においては防災の視点を持つ教員の養成は喫緊の課題となっている。本研究は、防災の視点を持つ教員の養成や教員研修の在り方を提言することで、学校における防災教育や防災体制の充実を図る一助になったと考える。
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